2015年4月26帰京集合写真

2015年4月26帰京集合写真
22015年4月25日~26日山梨県にツアーに行きました。26日東京へ帰る前にまだ居残った皆で集合写真 photo by Arisan

2015年5月23日土曜日

スッタモンダでホホイのホイ、楽しかったよ山梨ツァー  その7 「楽しい人は世界を救う」


電車に揺られ、私はひとり、小淵沢へ向かいました。外の景色は都会の喧噪から離れ自然がいっぱいです。
山だなぁと思って眺めていると雪が降っています。なんで?春なのに?山だから?か?とびびっていると、
それは雪ではなく桜の花びらでした。



車内にほとんど人がいなくなったところで、持参のビールとコロッケとカールで一人宴会をはじめました。
春の陽射しが車内にさしこんで、私はとてもしあわせでした。ほどなくして、甲府という駅に着きました。
たくさんの人が乗ってきました。たくさんの人と目が合いました。



小淵沢の駅に着きました。ほのぼのとした田舎の駅です。タクシー乗り場では運転手さんたちがゲラゲラ
笑っていました。なんで笑っているのか知らないけれど、つられて笑ってしまいました。



駅まで迎えにきてくれるアビタさんを待っていると、「GWもあずき安い」という看板が目につきました。
あずき洗いがあずきを売っていると直感的に感じました。喜びいさんで看板のとこまで走っていったら、
それは「GWもあずさ安い」という切符の自販機看板でした。直感は外れました。



目的地に着きました。ヤギがいる!



着いた所は、それはそれは素敵な場所なのでした。



そうして、日が暮れる頃、LIVEが始まりました。



LIVEはとても素晴らしいものでした。そこには、おいしいごはんにおいしいお酒に素晴らしい音楽にみんな
の幸せそうな顔がありました。



月のきれいな晩の出来事でした。



LIVEが終わり、一同、くまさんのおうちへ。くまさんのおうちは、なにからなにまで素敵なので
した。暖炉のある部屋で、一同、楽しい宴へと続いてゆくのでした。



お布団を敷いてもらって、ぐっすりーぷ。朝起きてみると、またまた別世界。そこらじゅうがキラキラ光り
輝いておりました。



ここで、くまさんのおいしいパンが焼かれていました。くまさんのパン、本当においしい!



みなさん、それぞれ、散策などして、自然を満喫しているようでした。



さて、今日は、近所の方がたくさん集まっての庭でのLIVEです。昨晩のLIVEとは、また趣が変わって、
おひさまの下での陽気なたのしいLIVEでした。



くまさんの焼くおいしいピザ!みなさんのおいしい手作りのごはん!おいしいたのしいうれしいパーティー
です。



こどもたちもおおはしゃぎです。



こどもと動物には優しい赤い人。



とても中身の濃い楽しい2日間でした。みなさん、おつかれさまでした。



そしてそして、くまさんファミリー、本当にいろいろとありがとうございました。



さようなら~。一同、手を振って、花咲く道の中、東京へ戻ったのでありました。


ぴ課  ピカ

2015年5月17日日曜日

スッタモンダでホホイのホイ、楽しかったよ山梨ツァー  その6 「どさ回り随行記」

あー、ったくめんどくせえな、バンドの地方営業につきあわなきゃなんないよ。営業部だけでいって
くれればいいのに何で庶務のあたしがついていかなきゃなんないのよ。ライブツアーったって要するに
どさ回りってことで、東京の仕事がないから都落ちじゃん。ま、ひまだからついていってみるけどね。
ところでバンドのツアーといえばやっぱりナオンとクスリだよな。楽しみ!ウキウキ。やっぱり庶務と
しては段取りが大切だからね、ちゃんとナオンとクスリは準備しなくちゃだよね。

オンナは現地で調達するのが理想なんだけど、先のことは分からない。困った。困っていたら1号車の
後ろ座席になんと開閉のT美社長、Mリオがいるじゃありやせんか。Aビ太によれば、国鉄でPカも来ると
いう。バンドのグルーピーがついてくるんならいちいちオンナを現地調達しなくて済む。こりゃ楽ちん。
楽ちんだがこれでは旅の魅力半減。後部座席の黒一点ウルトラUちゃんは酒池肉林の筈だが瞑想に
入っている。そりゃ無理もないか。

クスリはちゃんと狭心症の薬と渋滞したときにお漏らししないようにお腹の薬も薬袋に入れたし、酔い
止めの薬も持ったから大丈夫。大丈夫なんだけど、どうもなにかクスリが違うような気がして旅の魅力
半減。

そうこうするうちに車は都はるみ先生のドライビングミュージックとともに小仏トンネルのひどい渋滞
をクリア、快適に走り出す。「2号車応答せよ・・・・・・もうすぐ光が見えるぞ・・」・・・しかし、
その直後に小仏トンネル通行禁止になったみたいで、ほんの数キロ後ろにいた2号車はトンネルをくぐれ
ずにちぎれてしまった。カンダタとクモの糸の話みたいで、ちょっと嬉しくなったのね。旅の気分盛り
上がり。あれ?カンダタもその後ひどい目に遭うんだったっけ???いずれにしても日頃の行い、信賞
必罰、自業自得、因果応報という言葉を思い出させる1号車と2号車の運命の差だね。2号車操縦者は
Jンチャン、Rイちゃん、Nビーだけど、だれが悪いとは言わないけどね。




というわけで、1号車はスタコラと初狩で520円の超お買い得のアジフライ&コロッケ定食(ご飯の盛り
良し)他で幸せで旅の魅力倍増。Aビの導きに従ってSAじゃなくPAがベターと言うことを知る。旅の収穫。
ちなみに私は低糖質ダイエット、それも難易度の極めて高い、ご飯やラーメンを食べる低糖質ダイエット
というだれも成功したことのない厳しい道を実践中なのよね。で、高糖質&満腹のまま車は小淵沢の道の
駅に。2号車は這い上がってくるまで時間がかかるだろうから足湯に入る。子供は騒ぐ、靴下をはいたまま
入る人がいる、お湯はぬるい、どことなくとろみがある、ということで、足湯を出たら前より寒くて汚く
なったので旅の魅力半減。




あ、2号車が来た。飯も喰わずにへとへとでたどりついたらしいがお疲れ様です。お疲れ様ですが、営業は
これからだぜ。きちっと働いてくれよ。Rイちゃんも、Nビーの顔色は良好だから安心。ここから1号2号
そろってルーラルインティロッジへ。車じゃなく幌馬車で来たくなるような良い雰囲気の店だ。その昔、
マグダレーナと逃げ込んだ酒場を思い出すぜ、デュランゴはもうすぐだ。というわけで、あとは営業の
連中の出番でセッティングやらなにやらやり出したので庶務は暇。連れてきた馬(自転車とも言う)で酒を
調達に。




店の外でT美社長、Mリオと青い空、暮れゆく空の下で薫風に吹かれてビールとウィスキー。やがて酔いも
回り、夕暮れが近づき、リハの音も漏れ聞こえる。空は広く、八ヶ岳に吹き上げる風のように気分があがっ
ている。風の薫り、ほんのりした雲、風の音。お客さんも集まってきた。楽しい夜、いいライブになりそう
だ。

あれ、でも眠くなってきちゃったよ。どうする。

ライブが終わったら起こしてね。どんなライブだったか教えてね。

庶務課 副課長代理代行補佐心得 Aリ

2015年5月14日木曜日

スッタモンダでホホイのホイ、楽しかったよ山梨ツァー  その5 「深夜特急」

渋滞ではない。止まっとる


その時あたいは、とても疲れていたのよ。珍しく25日間連続で働いてたし、前日は名古屋で夜間作業、
でせっかくの名古屋栄だかっらて、明け方まで痛飲。朝9時に名古屋出てなんだかんだで、西荻に着いたの
が夕方よ。もちろんいとしのハイエースの運転付きよ。そんでもって、ぴかちゃんに頼んでおいた寝袋を受
けとったのよ。ででせっかくだからって焼き鳥エビスで乾杯よ。じゅん坊からは、明日は早いので、持ち物
チェックして名前書いて、新しいパンツ用意して早く寝るようにってメールが来たわん。はーい、心の中で
返信して酎ハイのおかわり。おっ、外を歩いているのは花床さんじゃないですか。乾杯。あらケイコ母さん
も参加してかんぱーい。いわしコロッケ、煮込み、酎ハイおかわり。やばいわ。前夜祭が盛り上がって北酒
場。その後もう一軒いってへろへろだわん。

案の定、起きたら二日酔いだわ。てかまだ酔ってるわん。二軒目に呑んだラムミルクのせいだわ。なんせ牛
乳買いに行くの面倒だからって、ラムをたっぷり入れる店なのよ。ウーロン茶みたくなってるのよ。ちなみ
に店の名前は、バーボイハット(タガログ語で豚小屋って意味よ)気をつけてね。たまりゃん。
でふらふら待ち合わせ場所の社長宅に行ったのよ。「おい、二日酔いだから珈琲とトースト出せやって」
叫んだら、社長秘書のアリさんが「わたしが運転します」と。はいはいそれではお世話になります。出発
進行ブーブー。


アタフタ。アタフタ。


6時間かかってやっと小淵沢の会場着。(普段なら2時間)セッティングもリハもばたばただわん。その上、
あたしとじゅん坊は運転だから禁酒よ。皆は飲み始めてる。うー苦しい。


乾杯^_^

ライブも盛況のうちに終了。やったね。車で20分程移動して、クマさん宅に到着。暗くてよく見えんが林
の中の素敵なお家だわ。おつまみ、ビールや日本酒、焼酎など運び込んでそれ、打ち上げだ。乾杯、お疲れ
さん。わいわいがやがや。あたいとじゅん坊も乾いた体にビールが染込んでいくわい。くまさんのパンやサ
ラダ、山菜などどれも美味しいわん。じゅん坊はがんがん呑んで、がんがんしゃべってる。テンション上が
って来たぞ。うー太郎はいつものように、ニコニコ静かに呑んでる。毎晩9時半に寝てる、秘書課のアリ坊
もテンション上げ上げや。その上、ダイエット中だというのに、もりもり食ちょる。アホや。目の前に、朝
から狙ってた、マリオ持参の美味そうな日本酒があるわ。すまん、名前は忘れた。マリオの地元神奈川の酒
や。コップにナミナミ注いで、お口の方からお迎えや。タマランチ会長。おう酔うてきたぜ。誰が何言うて
るんか判らん。ブラック企業で働くブラック従業員も疲れがどっと出てきたワン。

あかん、蒔きストーブの前のベンチにごろり。おう、ぬくぬくして♪暖かい~だから♪て感じ。少し寝たろ。
生まれて初めて買った、寝袋枕にしよう。野宿なれしてるあたいには、極楽だわん。(午後11時頃) しか
しじゅん坊の声はデカイナな~。たまに聞こえるルイちゃんの声に癒されなあ。うとうと。思ったより蒔き
ストーブが熱いのと皆が楽しそうで中々眠れん。午前1時頃になって、ちえちゃんの、女子は2階で寝てね
の声がする。あたいも2階かしらん、それとも中2階かしらん。うとうと。すると疲れ果てた、うー太郎が
わしもこの辺で寝るかと隣にきたわん。おっ、ズボンの下にはステテコ履いとるわい。きっちり昭和のおっ
さんやな。あたいの寝袋に入ったらあかんよ。女子達が顔洗ったり、寝る仕度でザワザワ。へ、○○は化粧
してたんか、すっぴんかと・・・・・。むにゃむにゃ。おう、じゅん坊とアリ坊が歌詞と生き方について熱
く語っとる。なびーはにこにこ聞いてる。あほか、早よ寝ろ。午前2時過ぎになって、じゅん坊のよし!の
声が聞こえたんで、安心したらよし!星を見に行こう!ときたもんだ。あたいは、寝ながらずっこけたわん。
修学旅行みたいだなとアリ坊。わーいとルイちゃんの声。あんたもいたんか。おう、なびーもニコニコ付い
てく。あんたら、熊に襲われるか、道に迷って遭難か、教育指導の先生に怒られますように。

あん、やっと山の静けさが戻ったわ。とほっとしたら、うー太郎がBooだって。どうなってんや、おまえら。
自然破壊主義者か!うとうと。午前3時頃、遠くから、笑い声と歌声が。やばい、無事帰って北酒場。あほ
二人が、ひーはーひーはーってラマーズ法の歌とかを歌っとる。誰が考えたんや。たまりゃん。午前4時過
ぎ、さすがに皆寝て静かになったわん。ほっとしたのもつかの間。がーぶーごーーーーお。
ごうごうごーーーーーなんや?火山の噴火か?んんにゃ。じゅん坊のいびきだわい。強烈やん。そんな寝な
がら全力でアピールしなくても・・・・・・あかん。あたいはどうなるの。
うとうとううとうと。午前6時半。早寝した、クマさんが起きてきて朝ごはんの準備はじめたわん。あたい
は、寝たんだか幽体離脱して起きてたんか分からんワンワン。こりゃーたまりゃん。


元気やな。呆れたワン(O_O)


考える人?


マカオのオカマ  アビコ

2015年5月12日火曜日

スッタモンダでホホイのホイ、楽しかったよ山梨ツァー  その4 「くまさんちにきたのさ」

こんにちは、
山梨ツァー
ワンノブ重箱の隅担当隊員
タケヒロルイです。

それではお気に入りの一枚から。




うーちゃんのお犬様をなでる姿のなんと優しいこと。
ライブ会場にいるお犬。
名前忘れちゃった。高貴な御名前だった気がします。
この会場、周りが牧場で他にも馬、羊、ヤギ、います。




目が合ったきがしました。




餌箱を食べる者もいました。ガジガジ。

この小旅で動物より沢山触れ合ったのは、子供達です。

恥ずかしい→遊んでくれるとわかる→調子にのる→暴れる→暴れ狂う→寝る。
というサイクルを何人かの子供達と繰り返しました。
出来上がったものがこちらです。




その日のお宿である塩原家も動物たくさんのお家。
ニワトリ、犬、猫、くまさん。
最後のはニンゲンのくまさんです。くまさんはパン屋さん。
ピザも焼く、餅も焼く。
おもてなし上手なくまさん夫妻。
奥さんの出すサラダ、スープetc..はどれも一手間かけてあるわけです。うんまーい!

夜の宴会でくまさんの隣に座った私。くまさんの食べ方を隅から真似します。
海苔→の上にお醤油でジュッってした焼き餅→の上にガーリックバターぬりぬり→更にカマンベールチーズのせのせ→最初の海苔でクルン。
幸せがそこにはありました。

あっ、燻製みたいなの出てきた。
ジュルリ。
などがおきていた現場。




夜は私だけ図々しくもシャワーを頂いてしまいました。この場をかりて、ありがとうございます。
すみません。。

その夜はとある四人で天然プラネタリウム。
街灯なし。
車10分に一台。
道路すごくひらけてる。

暗闇を1人歩いている時に怖くならない方法を教わりました。
『自分も暗闇の一部になる。』
だそうです。
星はおそろしくキレイでした。


すちゃら課   類

2015年5月7日木曜日

スッタモンダでホホイのホイ、楽しかったよ山梨ツァー その3 「感動の道の駅合流からライブ会場まで」

新入しゃいにんぐのナビーです。

高尾~相模湖の一般道、
山道を越えた予想外の長旅の末、
小淵沢道の駅で感動の再会を果たした
チームすちゃらかは、早々に本日のライブ会場となる「ルーラルアイニティロッジ」へ向かう。


道の駅の案内では通行止めの惨状が継続中!

4年程前に、知人に招かれ小淵沢を訪れた事もあり見覚えのある道を通る。
懐かしさ半分、
新しく見る景色にも期待半分。

そういえば、仕事でよく使うスリオンテック(両面テープ)の工場が近くにあるなぁ、いつもの注文の度に、この地から直送なのだろうなぁ、などと想いを巡らすうちに無事会場に到着。

ロッジだ!牧場だ!ヤギがいる!
うひょ~!ナチュラル!



牧場に駆け出したい気持ちをなんとか抑え、
差し迫る開場時間までに機材をセッティングする。時間がない!
まずは自分の楽器の準備から。

今回のツァーでは、楽器用のアンプやマイク、ケーブル類は自前のものを用意してきたのだが、それら一式を入れる車輪付きケースをワタクシは「タケシ」と呼んでいる。

ここ数年持ち出す機会が増え、「タケシ」にも年季が入ってきたなぁ。
そろそろ破れたりなどしないだろうか。
移動中に破れでもしたら悲惨だろうなぁ。。
。。。

いかん!妄想に耽っている場合ではない!
廻りを見回すとみなセッティングも佳境に入り、アビ氏はテキパキとボーカルマイクの音響調整をしている。

自分のギターには、いつも小さいコンデンサーマイクをサウンドホールに取り付け音を出すのだが、あと一歩音量を上げたい時にピーヒャラとハウリングを起こす。

なかなか調整が難しい。
ハウリングに強いと言われているピックアップを使ったほうが良いのかしら?

セッティングを終え、演奏面でそれぞれ気になるところをプチリハーサルで確認した後は長旅の疲れを乾杯でひと区切り。


じゅんちゃん氏、長時間の運転おつかれさまでした

2号車えぼ鯛号乗車チームは極限のハラヘリヘリハラ状態だったためお食事もいただくことに!


どの料理も繊細でウマイ

チーズは牧場のヤギさんミルクからつくっているのかな。

開場するなりどんどんとお客さんが詰めかけ、なんと満席に!スバラシイ!






ゆったりと時が流れる


森からの風、ゆめやゆうこさんとkuriさんの緻密かつ温もりのある音を聴くうちに、すちゃらかしゃいにんぐとして初のステージも近づいてくる。

さあ出番!
街からの風すちゃらか!
ログハウスで奏でるカントリーナンバー!

ナビは相変わらずハウったりと機材トラブルに見舞われつつも、滋味溢れるオリジナルナンバーに身を委ねる。

楽しい!
あっという間に本番が終了したけれど、
事前に仕込んだ類ちゃんのハモりも歌も
バッチリ決まったし
明日も演奏出来るなんて幸せだなぁ!


すちゃら課   なびー

2015年5月1日金曜日

スッタモンダでホホイのホイ、楽しかったよ山梨ツァー その2「往路2号車報告」

はい! 2号車/えぼ鯛号です!
こちらは、澄み渡る青空、そして薫風吹き抜ける出発ポイントの世田谷です。
たった今、2号車/えぼ鯛号は、予定時刻の10時30分を5分遅れでスタートしました。
集合前にじゅんちゃんは成城石井にてS原家への貢ぎモノを購入、類ちゃんとナビは世田谷区長・区議
会議員選挙の投票を済ませ、身も心もすっきりして集合しました。
乗車前に類ちゃんは、「旅の友おやつ管理並びに配給隊長」に任命され、職責を全うするよう伝えられ
たもようです。
以上、2号車/えぼ鯛号スタート地点から、わたくし芦花公園(アシバナキミゾノ)が、お伝えいたし
ました。

何も知らない頃の三人

さて、JUNBOWだ。
2号車から、報告していくゼ。
俺はホントのコトしか云わないゼ。
嘘は罪って云うからな。
車は甲州街道を西に向かって走行していく。
景気づけの一曲は何にしようか? ん~・・・、ここはひとつRichard “Dickey” Bettsにがんばって
もらおう。
ベタだけど、「ランブリング マン」だ。
  ♪ Lord I was born a ramblin’ man
ケッ! はまりすぎてるぜ!
日頃の、さらに本日は特にという、オコナイの良い俺たちだ。この先よからぬことなど起こるはずなど
ないだろう。ってなことをうなづきあいながら、ブラザー&シスターズはチョコレートで乾杯だ。管理
並びに配給隊長(管配=カンパイ隊長)類ちゃんの初シゴトだゼ。
1号車と連絡を取り合いながら、調布I.Cから中央道へと進入した。
となれば、ここからはお約束のウクレレターーーイム! ときて、ほんだらナンバーヒットパレードだ。類リクリエーション部長は、俺の「弾いてオクレレ!」のオヤジギャグにも「毎度のコトさ」と動ぜず、事務的に受け流していくんだゼ。クールあんどノーレスポンスだろー。ちょっと言い回しが、ワイルドだゼ~になってきたゼ~。
今回は隣にギタリストのナビがいるので、ウクレレを渡し合いながらのカラフルステレオサウンドだ。
弦奏者と鍵盤(ボタン)奏者の奏法や音色の違いを楽しみながら、一人ニヤニヤのシアワセドライヴィ
ングなんだゼ。
すると、掲示板に「八王子の先 渋滞7Km」の案内が表示されている。
初めは行楽渋滞とタカをくくっていたが、70Kmポスト辺りから、ノロノロ&止まっての繰り返し状
態になってしまった。1号車は2Kmくらい先でつかまっているらしい。
渋滞中の俺たちの横、路肩をパトカーが、続いて黄色い高速道路パトロール車が、さらにはJAFのレ
ッカー車がすり抜けていく。
むむむむッ、これは大事故かも!? 
事態は急転回。ナニがナンナンダ状態となってきた。1号車と情報交換し合い、安全運転走行を確認す
る。
どうやら小仏トンネル付近が事故現場らしい。
ダラダラストップ状態を繰り返し、やっと小仏トンネルの手前、中央道と圏央道の交差する八王子ジャ
ンクションにさしかかった。
「なっな! なに~!?」
2号車を待ち受けていたのは、中央道通行止め!の電光板と封鎖ゲートだった。赤色灯が憎ったらしく
回転している。
「えぇ~! 聞いてないよ~!!!」
すべての車両が圏央道に迷う時間もないまま回されていく。
想定外の圏央道レーンに入ると、200mぐらい先に左右への分岐点が見えた。
さぁ、どうするんだ?
決断しなくてはならない。
内回りか? 外回りか? 右か左か?
えぼ鯛ナビは、長考中だ。肝心な時に役に立たない。
決め手もなく、流れに沿い八王子I.Cに向かい一般道に出た。だが、結果的にはこの選択が、混乱に混
乱を重ねていく。
1号車に連絡を入れる。
1号車はとっくに小仏トンネルを抜けている。すると、車間差10分くらいの間に封鎖措置がとられた
ことになる。あのパトパトレッカー組がやらかしてくれたのか!!
大慌てで最短ルートを探す。
ナビがスマホで最新情報を収集している。
えぼナビがまたトンチンカンな事をぬかしはじめた。
え~ぃ、お前は黙ってろ!
「ナビ! ナビを頼む!!」
今度はオヤジギャグじゃないぞ!!!

土曜日のお昼時。
ふつうに混雑する時間帯だ。
高尾駅前に続く道路は、お昼ご飯の店を探す車、路線バス、登山者たちの車、そこへ中央道から流れて
きた迂回グループの観光バス、トラック、レジャー車等が連なり大渋滞となった。
正月三が日の神社仏閣参道状態になっていて、うんともすんとも動かない。
空も曇りはじめて、時々雨がぱらついてきた。
焦ってみてもしょうがないとわかっているが、停止物体と化した車内でどうしようもない状態が続く。
続く。続く。続く。続く。続く。続く。え~い、誰か止めんかっ!!!
美女谷温泉入口をヨタヨタと、小原宿場町跡をヨレヨレと進んでいく。なにかの巡り合わせでお逢いし
て、なかなか風情があり、そそられる名所旧跡たちだ。出来るならじっくりゆっくりと拝見していきた
いが、本日はそんな場合ではない。すまねぇがまっぴらごめんなすって! で、匍匐(ホフク)前進車
は、遥か相模湖I.Cを目指していく。

一人だったら挫けていたかもしれない。不良になっていたかもしれない。買い食いをしてグレて、荒ん
で、時には母のない子のように海を見つめていたかもしれない。
だけど乗組員3名、力を合わせ、涙を拭き合い、望みを失わず生きてきた、その先に・・・、やっと相
模湖I.Cが姿を現した。やればできる俺たちなのだ。
普通なら10分足らずで通過するところを2時間30分かけて回ってきた。
何故かキヨシローを思い出してしまったよ。
あっちは2時間35分だけどナ。
ETCゲートをくぐり抜けた俺たちは、勝利者のようだった。
失ったものなど小さい! 俺たちは光り輝くものを手に入れたんだ!
高速道に入った2号車は、加速を重ねていく。
ハイウェイの風が後方へ飛んでいく。
走るって素晴らしい! 進むって情熱的! 俺たちはカンド―していた。
まっ、高速道路だから、これがフツーなんだけどネ。
俺たちはすぐに冷めた。

予定では、初狩PAで合流だった。
1号車は俺たちがダッジロールを繰り返していた頃、初狩PAに到着し、一服しオシッコをしお昼ご飯
を食べ一服しコーヒーを飲み一服し欠伸をし一服し黙り込み一服しまたオシッコしてから、先に行って
しまった。
俺たちが初狩PAに着いた時は、ジョニーへの伝言もなく、1号車の跡形もなく、ドラマだったら「来
週に続く」状態だった。
俺たちはオシッコだけの単品をし、直ちにパリダカラリーのように発進させた。
類ちゃんがお土産コーナーから試食品の「種なし梅」をいただいてきて、配給してくれた。隊長、任務
を遂行してるなぁ~。

隊長! おいしいであります!

今回のツァーは、両会場とも機材を持ち込んでのライブってことになっている。
到着時間次第で、セッティング~リハの時間配分を考えなくてはならない。
S原家にも逐次連絡を入れ、進行状況を知らせる。
なんとかルーラルの開店時間までには間に合いそうだ。
1号車は、小淵沢I.Cを下りて、「道の駅こぶちさわ」で待っていてくれてるとのことだ。
もう少しだ。
須玉I.Cを過ぎる。
雲は消え、陽光が行く手を照らしている。
きっとうまくいくさ。
長坂I.Cを越えた。
いつだって、これまでだって、そう信じてやってきた。
♪ 歩いていれば どこかに着く
思っていれば、何時かは逢えるさ

♪ I SEE MY LIGHT               photo by nabi


もうすぐだゼ                 photo by nabi

周回遅れのランナーのようにヘロヘロ状態で、待ち合わせ地点「未知の」いいや、「道の駅」にたどり
着いた。
1号車がいた。
「お疲れ~!」
みんなの笑顔でほっとした。
「ほんと、疲れたよ~」
10時30分に出発してから、16時00分、5時間30分経っていた。
今夜のライブ、どーなるの?


《イコカスイ課 じゅんぼう》