◯議題 本年度の総括及び来年度の運動方針
◯会場 本会議 根津中華料理 オトメ(おめこじゃないぞ)
分科会 鶯谷 信濃路(東京一深い居酒屋)
わたくしは自分の名誉の為に、 真面目に漢字ばかりで書くから広辞苑片手に読むように。
西荻の阿鼻太は博学才潁、昭和の末年、若くして名を党派に連ね、 ついで突撃隊長に補せられたが、性、けん介、 自ら恃むところ頗る厚く、賤吏に甘んずるを潔しとしなっかった。 いくばくもなく党を退いた後は、故山、西荻に帰卧し、 ひたすら自慰に耽った。 下吏となって長く膝を俗悪な大官の前に屈するよりは、 遊び人としての名を死後百年に遺そうとしたのである。しかし、 遊名は容易に揚がらず、生活は日を逐うて苦しくなる。阿鼻太は‥ ‥‥
あかん、続かない。半年掛かるわあ。普通に書く。
小春日和の十二月某日、帽子、黒眼鏡、 顔に着ける防護用覆い掛けた開閉商事取り締まられ役の面々が、 権力の追尾を振り切る様に遠回りしながら、 根津の谷あいに集まって来た。社長御夫婦御臨席のもと、 来賓として杉並委員会夜の委員長やのじの娘夫婦と元気なお孫ちゃ ん二名も参加。
先ず、西荻独身生活協同組合(左派)初老派議長 泡風呂阿鼻太氏の開会宣言(完敗おっと乾杯) 続いて国際労働歌斉唱。
起て飢えたる者よ 今ぞ日は近し
醒めよ我が同胞 暁は来ぬ
暴虐の鎖 断つ日 旗は血に燃えて
海を隔てつ我等 腕結びゆく
いざ闘わん いざ 奮い立て いざ
あぁ インターナショナル 我等がもの
いざ闘わん いざ 奮い立て いざ
あぁ インターナショナル 我等がもの
醒めよ我が同胞 暁は来ぬ
暴虐の鎖 断つ日 旗は血に燃えて
海を隔てつ我等 腕結びゆく
いざ闘わん いざ 奮い立て いざ
あぁ インターナショナル 我等がもの
いざ闘わん いざ 奮い立て いざ
あぁ インターナショナル 我等がもの
そして議長から音楽盤販売中止問題の議題が提案されると、 一斉に「異議あり」「無意味」
「何時迄もしつこいぞ」「忘れろ」「 お前の女子に対する性的嫌がらせ問題取り上げろ」「 其れより家鴨卵、焼売」「後、餃子」「麦酒おかわり」の声。 会場は大荒れだ。この問題は、 すちゃらかしゃいんぐの謎第一位として、 永遠に明かされる事はなかろう。 此処で演奏部隊長のじゅんのじから秘密文章が配られた。
そこには、
今年は変な年だった。
疲れた様で疲れて無くて
嬉しい様で嬉しく無くて
中略
失くしたものと見つけたものと
相変わらず俺たちは俺たちだし
中略
来年も余計なことは期待せず
無駄な心配はさらにせず
すちゃらかにやっていこう!
と記されていた。
そう言えば、電車の中に「心配事の九割は起こらない」 という本の宣伝があったな。一割は起こるということだな。 気をつけよう。
その割りには、何やら袋詰めしたり、紙折ったり、 番号付けたり内職しながら、呑んどる。不思議だ。 やのじの婿殿が「お義父さん、お疲れ様ですと」 麦酒をついでいる。裏山の椎茸だな。「其れより、ぱぱ〜んと呼ばれたい」などと社長の執事が叫んどる。その上、 ちっびっこの拉麵と炒飯をねっだって、嫌がられてる。阿呆だ!
次の議題は、「若いおなごの生き血作戦について」 て阿鼻太議長から「若いおなご」 とは詐称ではないかと提起される。 すかさず革命的穴掘り隊うのじ隊長から「 私等より若いからかまへん」と一蹴される。執事から「 客人に依っては、のりも歌も違い過ぎる」と言う突込みに演奏部隊 長が「当たり前だ。俺にも好みある」「打合せや練習、 打上げもとても楽しい」など居直り発言。おー、紹興酒もう一本! 喧々諤々。支離滅裂。異口同音。君子豹変
。不撓不屈。反省御免。朝立一番。焼肉定食。納豆定食。 尿漏万歳。紹興酒もう一本!
こうして、貴重な時間は失われ、本年度の反省会(反省したかい? )は終わり、第二部の来年度の運動方針、 議論の為に別会場に移動である。
夕暮れの坂道を風体の怪しい千鳥足の男五人、 女一人が上がって行く。目指すは、鶯谷の居酒屋 信濃路だ。やのじは下町の風景に溶け込んでいる。 世界中何処に行っても違和感が無い。途轍もない才能だ。 山手線の跨線橋をだらだら渡ると、 鶯谷の連れ込み宿の灯りが目に眩しい。穴掘り隊長が阿鼻太に「 疲れたから、休んで行こう」と囁いておる。
痛くしないでね |
なんとか振り切り無事、信濃路に到着。鶯谷駅北口の目の前、
会議場に入り、全員着席。議長の「来年の‥‥」「お姉さん、
一同深く同意。「来年の演奏旅行の件ですが‥‥」「沖縄」「 又関西」「北海道」「あっ、北海道いいじゃん。やろやろ」「 泥舟旅行社に計画出させよう」「牡蠣鍋二人前ね。 後紹興酒瓶でおかわり」‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥
そして僕がこのひとの友人だったら、 やっぱり脳病院に連れて行きたくなったかもしれない。 あの人のお父さんが悪いのですよ。何気なさそうに、そう言った。 私たちの知っている葉ちゃんはとても素直で、よく気がきいて、 あれでお酒さえ飲まなければ、いいえ、飲んでも‥‥‥ 神様みたいな子でした。 ( 太宰治 人間失格より)
たまりゃん
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返信削除真新しいCDが昨日届いた送り主は淳ちゃん・・日川淳一氏。ジャッケットもレトロを感じ懐かしい画である。では拝聴するか・・。若き頃、日川氏や宇佐見氏そして高杉氏と新小岩にいた頃を思い出しながらである。冒頭からライブ感を感じるのは私だけではないだろう。まさに音を楽しんでいるのが分かる。ディランやウディ、ハンクウィルアムを彷彿させてくれる記念の1枚。この場に立ち会えなかったことがとても残念であり後悔もする。良き友人達、ありがとう~♪ Mitsuru Minamiyama
返信削除ああ懐かし新小岩伝説のバンド”ナミちゃんとゴハンですよね”
返信削除冬を迎える男のブールス Music by Mitsuru Minamiyama
Vocal Guitar : Mitsuru Namiyama
Lead Guitar : Yasusi Takasugi
Bass : Junichi Hikawa
Drum : Motomi Kamiyama
http://minamiyama4.blogspot.jp/
http://fandalism.com/minamiyama
https://soundcloud.com/music-minamiyama http://fandalism.com/minamiyama/cDQA
2014年 皆さんの健康と幸運を祈って・・・。