2015年4月26帰京集合写真

2015年4月26帰京集合写真
22015年4月25日~26日山梨県にツアーに行きました。26日東京へ帰る前にまだ居残った皆で集合写真 photo by Arisan

2014年9月30日火曜日

嵐のようなキャラバンだった

9月26日、朝起きてメールチェックすると、くまさんから何やら着信が。
なになに?、え、カラワンが今夜、のみ亭に来るって知らせだ。
店の電話、25日から止められてた様で、昨夜連絡つかなかったんだな。
大丈夫、営業してますよ、ってことと、大体の来店時間を尋ねる返信。
ん?、6時半か7時に8人か、つーことは、7時半すぎだな。

カラワンというのは、今から40年前の1974年、
タイの民主化運動の盛り上がりのなかで結成された、
プレーン・プア・チウィッ(生きるための歌)の旗手で、
タイ人なら誰でも知ってる超有名バンドだ。
オラとは、’85年くらいからのつきあいだから、もう30年になるのかぁ。


スラチャイとモンコン   Photo by Kumasan

8時少し前、誰も居ないのみ亭に、
大分髪の毛が白くなったスラチャイ(カラワンのリーダー)が、
満面の笑みで入ってきた。
「おお、久しぶり」、と握手&ハグ。
続いて勇造(豊田)やらひばりちゃん、モンコン(カラワンメンバー)など、
ぞろぞろと、8人ならぬ12人。
注文全部出し終わらぬうちに、BONちゃん、K子、M江、K寿やらも現れて、
もう、一気に大混乱。
ビールやら酒やら出して、焼き豚やら焼きそばやら、
豚バラ高菜漬け煮込みやら、ご飯やら出してひと段落したところで、
やっとスラチャイ、モンコンと乾杯。
「チョン・ゲーオ」(グラスを合わせようぜ)。くまさんも到着してました。
「明日の新大久保のコンサート楽しみだね」、などと雑談してると、また注文。
ビール、お茶、氷などの追加でまたてんてこまい。

タイ人もみんな、iPhone やら iPad やらで写真や、動画を撮りまくって、
日本の友人たちと「カンパーイ」をくり返してる。
若い子が2人いたんだけど、1人はスラチャイの19歳の息子。
もう1人は、カイトゥン(卵の茶碗蒸し)というあだ名のギター弾き。
2人のために豚クミン(豚肉、タマネギ、ミニトマトのクミン炒め)を作る。
2人とも、「アローイ・マーク」(とても美味しい)といって、パクパク食べて、
ビールをグイグイ飲んでる。勢いがある、若さだな。


Photo by kumasan


そうか、機械化の時代の貧民の牛車のキャラバン(カラワンという歌の歌詞)にも、
若い乗り手が現れたってことか。みんな楽しそうだ。
あっちに行ったり、こっちに来たりで酒飲んでるなか、
スラチャイだけは定位置(ギターアンプ前)から一歩も動かず、
ただニコニコ飲んでる。

カラワンともすごく久しぶりだ。たしか1999年、H本っちゃんが死んだ少しあと、
江古田の Buddy に見に行ったのが最後だったと記憶してる。
一緒に見に行ったM貴ちゃんも死んじゃったなぁ。
勇造とは、2001年2月15日、バンコクのサムヤーン市場の2階の店で飲んで以来。
初めて娘のAS子をタイに連れて行ったときのことなので、よく覚えてる。
O本さん、Mーシャとおちあって飲んでたら、O本さんが反対側で飲んでた、
勇造、ひばりちゃん、O野崎さんを発見して連れてきた。まったくの偶然だった。
その娘も今や母親になり、そ!オラも2人の孫のGになっただよ。

しかし、みんなよく飲むなぁ。
10時過ぎ、勇造が「さぁ、そろそろ帰ろうや」、と仕切ってくれて、
ダラダラと名残惜しそうに解散となりました。
みんなを見送ってから、ホントに山のような後片付け。
はぁ、まったく嵐のようなキャラバンだったぜ!。サバーイサバーイ(気分最高)。

開閉商事営業3課 やっちゃん

編集部注  カラワンの予定
  カラワン 40周年 in ジャパン
  9月30日(火) 19時 北杜市尾白の森名水公園べるが陽だまりドーム
  10月3日(金) 19時 神戸市上屋劇場
  10月4日(土) 18時30分 京都市コーヒーハウス拾得
  10月5日(日) 19時 高槻市南風楽天  


「2014、お!な姫たち④」
   ・畠山美由紀-歌で逢いましょう
   ・松本ゆりふぁ-Blue
   ・Mayu Wakisaka(脇阪真由)-Halfway to You



2014年9月27日土曜日

すちゃらか長野山梨デビュー『なるほー3人旅』その3 「初、電子的旅の記録」

長野寒いかなー
でもこのワンピース着たいし。
お散歩用ポシェットと、鼻歌用ウクレレと、お気に入りのハンカチも。

そんな、いつも演奏と関係ない事で悩むのです。
でもそれが毎回たのしいのです。

朝出てから同じ場所に帰ってくるまでの流れは、うーちゃんとじゅんちゃんがタップリ詳しく
書いてくれたので、私は省きます。笑

車に乗るのも、高速道路を走るのも大好きです。運転できないけど。
季節は夏の終わりで、やたら繁殖しちゃった月見草や鉄砲百合をさーーっと眺めながらゆきます。
緑が無くなると今度は街灯?等間隔で並んでるやつ。
がモヤシに見えて気になり出します。
気がつくと、寝てます。

着きました。
長野のカナディアンファームは毎日がフェスティバルみたいなところでした。
子供達がたのしんでいるトランポリンに混ざりたい気持ちで何度もウロウロしました。
でもアラサーなので我慢しました。
その姿を通りすがりの犬とニワトリに見られたきがして少しカアアとしました。


ライブ前の美味しいやつ

演奏はあっという間に終わりました。後々でてくるクマさん(パン焼きおじさん)がたくさん動画
を撮ってくれるので調子に乗ったソロをとったのを覚えています。
PAのおじさんも頭をフリフリ。
じゅんちゃん、うーちゃんも
ともねちゃんのドラムがついて嬉しそう。
気持ちのいいステージです。

おわりました。
うーちゃんの記事にあった石鹸屋さんのお姉さん、『後でひとのギターかりて歌うの。自分の
より良いの使えるから~』
宣言通りステージに出てきました。  やたら素敵な歌声でカワイイ猫のうたを歌って石鹸屋さん
に戻ってゆきました。
にゃーん。

日が落ちました。
ステージの屋根の梁の上をお兄さんが歩いています。照明を手際良く付けてゆきます。命綱もな
しに。
演奏者の後ろから子供達がシャボン玉で演出してます。ニワトリもウロウロ。

すっかり暗くなり、雨がポツポツ。終るの待っててくれたのかな。

ホテルにゆきます。
みんな、おつまみとお酒を買い込んでいます。
私は、ともねちゃんと納豆を半分こする事にしました。サトウのご飯にかけます。
私は殆どが初めて会うひとばかり。皆かなり酔っ払っています。
明日起きれるのかな。心配な程。

朝です。
標高があるので霧がすごく、気温も低め。ベランダから良い空気が入ってきます。

みんなにお別れを行ってサヨウナラ。東京でも会えますように。

ぶーん。あそびにきました。
くまさんち。
奥さんの美味しいテキパキ手料理と、くまさんのギュッとした焼きたてパン。
娘のほうほちゃんはとってもカワイイ子。ふわふわのスカートをまくしあげてニワトリを抱える
姿が頼もしいです。
ここにもニワトリ。二羽。犬一匹。
大人六人が移動すると、二羽と一匹もついてきます。
さんざんご馳走になりました。
もぎたてトマトのお土産も。
たくさんありがとうございました。また来ます。


素敵なS家

帰らなくちゃ。
くまさんが描いてくれた地図を頼りに道の駅へ寄って、お山にサヨーナラー。
うーちゃん、割とおきてます。
私ウトウト。
車内のテレビでは、錦織圭くん凄いぞ!というニュース。
一同、なるほー。
街の灯りが眩しい東京へ戻ってきました。私はここで生活してるんだったや。あちこち演奏旅行
へ行くけれど、毎回そう思います。

ばいばーい!
じゅんちゃんが買ってくれた『くるみやまびこ』(美味しいよ!)を抱えて嬉しいキモチ。

うーちゃん、じゅんちゃん、素敵な旅をありがとうです。
生まれて初めてブログ書いたよ。

すちゃら課   類。

2014年9月17日水曜日

すちゃらか長野山梨デビュー「なるほー3人旅」 その2 山梨編/「UKELELE LADY LIKE YOU」

さてさて、2日目の朝になった。
部屋の中は船底のようなありさまだ。
和室でもソファーの上でも、全員ダイイングメッセージの出し放題で、様々な方向を指して動かない。あるいは動けない。
昨夜の宴の残骸ピラミッドをすり抜けて、新鮮な空気を求め、ホテルの外へ散歩に出た。
昨夜からの雨は、シトシト降りつづいている。
乳白色に煙っている朝もやの景色というのも、またいいものだ。


お世話になった

♪ただ一面に立ちこめた・・・

朝風呂を軽くすませ、部屋に戻ると船底のマグロたちは仮死状態から、できそこない人間へ変態しかけていた。昨夜のコトを思い出せない奴、思い出したくない奴。どっちにしてもこの部屋にはこの分別しかない。
「じゅんちゃん、オレ今日使いものにならんわ・・・」
るーずぱんてぃ/おっちゃんが、電池残量5%くらいの寝起き顔で俺につぶやく。
うん、一目見てワカルヨ。主観と客観の一致ってヤツだな。
さらにおっちゃん、窓を見ながらつぶやく。
「ん・・・? 雨? 演奏どうなる? やるの?」
おっちゃん、あんたは小学生か! 他のコトは中止でも、あんたはやりなさい! 雨に打たれなさい!

8時前。
スタッフ&演奏メンバーたちがダラダラとロビーに集合しはじめた。子どもたちと女子は元気だ。本日の人格になっている。
全員で記念撮影をして、すちゃらかしゃいにんぐはここでお別れとなる。
昨日、俺たちの演奏を聴きに来てくれたS原クマさんから、「家へ遊びにおいでよ」と誘われたのだ。そして、そういうプランにすぐ乗っちゃう、すちゃらかしゃいにんぐなのだ。
クマさんの家は、最近併合された北杜(ほくと)市にあり、車で1時間かからないって言ってた。
撮影後、それぞれの方々に挨拶をして、ジミヘンねぇさんともお別れをして、るーずぱんてぃ/朋音ちゃんとは熱いハグで感謝を伝えた。
「楽しかったよ。また会おうゼ!」


メガネ女子と眼鏡オヤジィー

トリオ ザ ビーナスライン 撮影=ジミヘンねぇさん

小雨の中をクマさん宅へ向かって車を走らせる。
まっすぐな道をすー・・・・・・・・・・っと走ってく。
ただただ走る。
高原にライ・クーダ―の歌がよく似合う。
徐々に雨は上がり、薄日が差してきた。
風が車内を吹き抜けていく。
ん~・・・いい気分。いい一日になるな。

2年前の関西ツァーでは、K塚プロからお借りした車両「すちゃらか/アンパンマン号」が活躍した。今回は少人数なので俺の車を使用している。
で、車名は「すちゃらか/えぼ鯛号」とした。特に意味はない。
往路の車中で類ちゃんが「えぼ鯛って横顔がカワイイ!」と言ったので、即あやかったというワケだ。
俺も今度生まれてくる時は、魚コースのえぼ鯛科を受けてみようと思う。

えぼ鯛号のカーナビは、バージョンアップなるモノをやっていない。
したがって、新しい道路とか町名とかに弱い。
というか、役に立たない。トンチンカンカーナビになる。
さもなければ、かなりいい加減で、ざっくりと大ざっぱだ。まったく持ち主に似やがって!
昨日、中央道諏訪南インターを下りて、カナディアンファームの住所を入力して向かってたら、とんでもない所をグルグル走らされた。最終的には、遭遇した村人に尋ねるというオーソドックスな質疑応答方式で到着出来たのだった。
昨晩、ホテルに到着した後も、カーナビのヤツは一晩中目的地を抱えたままでいたのだろう。
今も「およそ30m先右方向です」などとタワケタことを口ばしり、クマさんちと離れた場所にずんずん誘導しようとしている。
だが、3人ともホテルを出てからカーナビにはカンペキに「シカト」体制だ。全くの無視で聞いていない。聞こえない。
まっ、俺が目的地の取り消し操作を知らない、というのが一番の原因ではあるが・・・・・・

代わって、類ちゃんがスマホでナビをしてくれる。
こっちの音声は大スキ!
「次の信号左折です!」
「はーい!」
「突き当り右に曲がります!」
「はいはーい!」
「しばらくまっすぐでーす!」
「ウ~ン・・・、ボクはクネクネしちゃう!」

「このへんです!」
類ちゃんが、ナビ上での到着を告げた。
まっすぐな舗装道路。
左手にはずっと林が続き、所どころに民家が見える。
時刻は10時をちょっと回ってる。
クマさんには、途中で2度ほど通過地点のメールを入れたのだが返信はなく、電話も応答なしなので、いきなりの突撃侵入になってしまった。
道路から家までは40~50mくらい。人は通らず、車は時々しか走ってない。
俺が偵察隊になって、車を降りた。
郵便ポストを見るとなにも書いていない。
さらに先へ進むと、車が2台止まっている。リアドアを見ると、「原発いらない!」のステッカーが貼ってある。
「おぉ、ここだな」100%の確信で車中の二人に合図を送り、家に近づく。
だが、人の気配がない。大きな犬小屋はからっぽで、二羽の鶏が地面をつついているだけだ。
「おはようございます」「ごめんください・・・」反応がない。
確信は80%くらいに下がってきた。
さらに3回ほど繰り返したら、若いおなごが出てきた。
「すちゃらかしゃいにんぐの日川といいます。ここはS原さんのお宅ですか?」
おなごは、「はい。そうです」と言いながら、頭上に?マークを3個くらい浮かばせている・・・
すると、「あっ、じゅんちゃん!」2階から女性の声が・・・
「おぉ、ちえちゃん!」
「あれ? 夕方来るって聞いたよ」
「ううん、夕方には東京に帰るんだよ」
類ちゃんは今夜、CD製作の録音が待っているので、早めに東京に戻らなくてはならないのだ。
「えぇ! そうなの」
ちえちゃんも?マークを5個くらい浮かべて下りてきた。
どうやら伝言ゲームの典型的食い違い変換パターンが行なわれていたようだ。
うーちゃんと類ちゃんもやって来て、挨拶と紹介をしてS原家に上がらせてもらう。
クマさんとはのみ亭30thパーティーとかで会っているが、ちえちゃんとは30年ぶりぐらいか・・・。懐かしいゼ・・・。
おなご=ほーほちゃんとは初対面だ。で、いきなり娘姿なのだ。
ちえちゃんは、昨夜近くの山で行なわれた「たき火コンサート」に行き、ずぶ濡れで夜中の2時過ぎに帰宅したそうだ。そして現在、睡眠不足気味で俺たちにお茶を入れてくれている。
なにからなにまで、すんません。
しばらくして、クマさんが犬の散歩から帰ってきた。
改めて、お茶とコーヒーで再会の乾杯をする。
昔話、積もった話、友人たちのワルクチと近況報告・・・、あとからあとから話題が出てくる。
そして、「突然だったから、何もないの」と言いながら、ケーキから始まりパンを焼き、ご飯も炊いてくれて、テーブルにごちそうがドンドン出てくる。
クマさんもちえちゃんも、料理が上手で手際がいい。
クマさんは、あちこちからパンの注文をもらっているらしく、いくつも焼いていた。
クマさんのパンは、ずっしりとして、いい香りで、やさしい甘みがあって、とてもおいしい。
作り手の人柄が出ているパンです。

クマさんのパン。おいしいよ

ほーほちゃん作成のチラシ

家にも味がある

大僧正みたいなライル


庭に二羽のただしいニワトリ

ほーほちゃんは、類ちゃんのアコーに興味津々で、ボタンの配列や左手の押さえ方とかを教えてもらっている。
教え方と呑み込みとがいいのだろう。音がどんどん滑らかになっていく。
若いもんの出す音というのは、いいものだ。
しばらくすると、クマさんが連絡したのか、ご近所の呑み友達(?)がやってきた。
なみさんは二人の娘のお母さん。
ちょっと遅れてセメント工事中のS水さんとS道さん。
そして、クマさんが嬉しそうに「演奏聞かせてよ」と言ってる。
相変わらず仕事が早い。


いつの日かすちゃらかでやりましょう

というワケで、ごちそうのお礼に、歌でお返しということになり、たちまちクマさん宅コンサートとなった。
お客さんは、クマさん一家3名。なみさん・S水さん・S道さんの3名。それとたまたまクマさんにパソコンの操作を教えてもらいに来た近所の青年。
こちらは、類ちゃんアコー・俺ギター・うーちゃんコーラスで、すちゃらか「なるほー」バンドだ。
「なるほー」は、疑問が解決され納得した時に出る類ちゃんのフレーズで、じわじわとオヤジたちにも浸透しかけているのだ。
では、「初めまして、すちゃらかしゃいにんぐです。」
「スターダスト ラブ」「ビァ樽ワルツ」そして、クマさんのリクエストで「サイフはカラッポ」の3曲を演奏し、拍手をたくさんいただいた。
ん・・・、たまらなく幸せな一瞬!

幸せな時が流れていく。 撮影=クマさん

                                         武川リラックスタイム 撮影=クマさん
(スマホだと再生できない場合があるのでURLを貼ります。再生できない場合はこちらでご覧下さい。https://www.youtube.com/watch?v=l44kH33_HG4

一番年配のS道さんは元大工さんで、この間までアンティーク店をやっていたそうだ。
クマさん宅の隣に住んでいて、現在一人で家を建築中だという。
クマさんが、「見に入ってごらんよ」と言うので、ちょっとお邪魔して内から外から拝見させてもらった。
家の中は、廃材をたっぷり使い、床も柱もガッシリしてあたたかい。調度品のひとつひとつまで職人好みの材料を使い、どこを見てもため息が出るほど心憎い作りになっている。
むき出しのゴツイ梁が、「どうだ!」と我々を見下ろしている。
「はい! 参りました!」
九割がた完成じゃないかと思ったが、まだまだこれからだと言う。時間をかけて、楽しみながら進めているようだ。
粋なセンスと洒落たあそびゴコロがいたる所に収まっていて、木とモノづくりを愛する人の静かな主張が溢れているステキな家だった。
いいなぁ・・・。いくつになっても自分の好きなもの、目指すものをやり続ける男ってステキだなぁ・・・。あっ、女の人もネ。

お宅拝見から帰る3人 
撮影=類ちゃん

お宅拝見から帰る4人。 撮影=類ちゃん

さぁ、そろそろ帰りの時間がせまってきた。
クマさんとちえちゃんから、今度はちゃんとセットするので、改めてすちゃらかライブをやってほしい。と、ナイスな提案をいただいた。
「オーケイ ナウ! 必ずやろうよ。 また来るぜ!」
記念写真を撮り、サヨナラを交わし、再びの日を約束した。

また来るよ! 左から、淳・クマさん・ライル・類ちゃん・ちえちゃん・ズッキ・うーちゃん 撮影=ほーほちゃん

帰路の中央道は日曜日の行楽帰り渋滞と重なったが、医療関係から天文学まで、類ちゃんの尽きないボケ話で、苦も無く乗り越えた。
まん丸お月さんも空にいいカンジだ。
高井戸で高速を下り、環八に入る手前で、CDをJIM KWESKIN JUG BAND の「UKELELE LADY」に切り換えた。ウクレレで始まった旅は、ウクレレで終わらそう。

   ♪If you like ukulele lady
        Ukulele lady like you~♪

19時。世田谷到着。
出迎えてくれたナビ、・・・いいや、「なびー」に報告をし、「おつかれ」と「楽しかったネ」を何度も交わし合い、「すちゃらかしゃいにんぐ長野山梨デビュー」の旅は終了したのだった。


《営業2課 じゅんぼう》

2014年9月12日金曜日

すちゃらか長野山梨デビュー 「なるほー3人旅」 その1長野編 「ナビの事ならおまかせよ」

ナビに振り回されて、林の中の道をクルクルと同じところを回されてしまいそうになった時に、強力な新ナビが降臨して無事に目的地に誘導。そこにはきれいな小川がながれていました。




るーぱん(るーずぱんてぃ)のともねちゃんからお誘いがあった「奏での森クラフト」での演奏の為に9月6日(土)朝、すちゃらかじゅんちゃんとわし、そして類ちゃん3人で長野県原村のカナディアンファームへ向かった。今回やっちゃんは都合により不参加となっので、すちゃらか2+類ちゃんという初めての構成になった。しかし、雨が降って濡れたりすると類ちゃんのアコーディオンにとっては具合が悪い、テントの屋根をつけるらしいが大丈夫だろうか、最悪の場合はじゅんちゃんと二人、すちゃらか2になっちゃう。類ちゃん金曜日メール「明日天気になあれ」

当日の朝8時45分に類ちゃんとこの最寄駅で待ち合わせして、じゅんちゃんが車をつけるところに向かった。じゅんちゃんはすでに到着していて、朝のあいさつの後「実はバッドニュースがある」
「えっ!」「昨日中央高速の大月辺りででトラックが横転6台巻き込んだ事故があってその現場検証で渋滞がひどういらしい。だから間に合わないかもしれない」演奏は2時位からの予定。で若干のコース変更でいく事になり。現地への到着も大分遅れそう、しかしともねちゃん達も機材を積んで立川辺りから行くのでやはり遅れるだろう。後のことは着いてから考えよう。

いつものように車内にはじゅんちゃんの買いこんだ旅の友のお菓子。類ちゃんがなにがあるかチェック、ソーダのお菓子が10袋つづりなのに9袋個しかない。というと、じゅんちゃんさっき1袋食べたからだよ。類ちゃんも旅の友を持参。それは何かというとウクレレ。旅に出る時はいつももって行くとのこと。行きに弾けなかった人も帰りには弾けるようになっているという魔法のウクレレだそうだ。
ウクレレを弾きながら唄い出した。はじめて唄っているのを聞いたが、いい声してる。しばらく聞きほれてしまった。その後ウクレレを渡されわしも弾き始める。コードを丁寧に教えてくれる。で、秋にちなんで「虫の声」を練習。ついに一人で弾きながら唄ってしまった。




途中わしはちょっと寝てしまった。目が覚めると、二人はさかながどうこうといっている。何の事かと聞いたら。類ちゃんがえぼ鯛の笑顔がかわいくてすきだという話。あの口がいいんだ。と相槌をいれる。笑顔かなあ?でも口元はかわいいと言われればそうかと思う。双葉SAで休憩。車に戻る途中、山本勘介と由布姫の顔を出して撮る看板のようなものの場所で、わんこの顔を出して写真を取っている人がいた。かわいいわんこだったが、類ちゃん曰く「あのこ私の妹と同じ名前だった」帰ったら教えてあげよう。車中ではほとんどじゅんちゃんと類ちゃんの会話だったが。類ちゃんはじゅんちゃんの話しに間髪いれず反応する。たいしたもんです。車中で回文の話題になった時があった。その時も反応が早くてゆたか。で、類ちゃんの妹が最初に作った回文を絵つきで教えてくれた「太鼓屁こいた」。

なんやかやと途中渋滞もあったが何時間か遅れで原村の看板を通り過ぎた。ともねちゃん達も遅れて同じくらいの時間になりそうと連絡があった。じゅんちゃんの車のナビだとこのあたりというところに 着いた。しかし、あたりにそんな雰囲気はない。犬を二匹連れたおじいさんに聞いたところ、ずっと左手の方だと教わる。ぐるっと回ってみたが目的地のような感じはしない。ナビは「200メートル先を左です」次もまた左です又その次も左です。元の場所に戻そうとする。その時「じゃあ、わたしがiフォンで」と類ちゃんがiフォンでナビゲーターをはじめた。前の席に体を半分乗り出し、じゅんちゃんに方向を指示する。なんか目的地に近づいてきたような気がしてきた。しかしまだこの道を大分まっすぐ行かないといけないようだ。「じゅんちゃん道なりに行って左に少しカーブしてから右へ」正しい指示だ。iフォンも類ちゃんもたいしたもんや。わしは感心した。ガラ系じゃあかんな。ようやくこの辺だろうと云う辺りに着いた。右に入る道がある。取りあえず入って見ようかという事になり、入ると向こうから車がやって来たので、じゅんちゃんが聞いてみる。「カナディアンファームはこの道でいいのですか?」もとの道をもうちょっと先に行くと看板があるとのことだった。類ちゃんナビがなかったら何時目的地へ着いたか、えらい事になっていたかも知れん。で、元の道に戻って行ってみると確かに看板があった。横道に入って行って車を止めようとすると、後ろからさーっと入って来て止まった車があった。ともねちゃん達の車だった。「ひさしぶり~」


じゅんちゃんとともねちゃん 
Photo by kumasan


演奏開場 右手の中がステージ


到着が大分遅くなって開場のセッティングも遅れ、1時開始予定が2時半位になってしまった。るーぱんのおっちゃんがやって来てNシマさんの次に20分程でお願いとのこと。まだセッティングをやっていたので、その前に打合せ。オランダのビールとハーブティー。そうこうするうち唄が聞こえて来た。るーぱんの演奏が始まった。久しぶりの聞いた2人のコンビネーション、相変わらずいいノリです。次のNシマさんが終わりわしらの出番。その前にチューニングをしていたら塩原くまさんが現れた。のみ亭の30周年記念パーティ以来だ。2年前から韮崎の近くに住んでいて今度原村で演奏するからと、じゅんちゃんが電話して誘った。何年かぶりの友人に会うのはうれしいものだ。演奏曲としては、来る前には曲目は6~7曲を考えていたが開演が遅れたので、時間も押しているし4曲にした。「Stardust Love」「On the Sunny Side of the Street」「Harbor Night」「ビア樽ワルツ」全部ともねちゃんがドラムを入れてくれる。最後の曲の紹介をしたら「もっとやっていいよ」とともねちゃん。で「ビア樽ワルツ」の前に「陽出国まで」を追加した。全体に結構いい感じでいってる。PAのMさんを見ると頭をふってリズムを取って聞いてくれている。やっちゃんのパート分もプラスして、いつもの倍のソロをやっつけている類ちゃんもノリノリだ。ステージが地面に敷いた薄いコンパネ一枚。まるで地面の上で遣っているようなもので、昔学芸大学の畑でやった時を思い出した。あの時も土の上だった。あの時もえらい気分がよかった。


るーずぱんてぃ+パーカッション 
Photo by Kumasan

演奏前の作戦会議

                                          Photo by kumasan

ともねちゃんがドラムをつけてくれました
Photo by Kumasan


                                     
                                                            Movie by kumasan

 (すいません。上の動画は類ちゃんのソロの部分をくまさんが撮ってくれたんですけど、スマホだと
 再生しないようです。URLを貼っておきますのでそちらで見てください。http://www.youtube.com/watch?v=WgvkAhs5kMA)

演奏のあと、じゅんちゃんがともねちゃんのライブであった事のある、なおちゃんの出店しているところへ行く。なおちゃんは石鹸を手作りのを売っているのだけれど、なんと、すごくおいしそうなので思わず聞いてしまった。「この石鹸おいしそうだけど、たべられるの?」「たべられないです」
あとでなおちゃんも唄うとのこと。


なおちゃんと3人組 Photo by kumasan


出番前にお昼用の食事を持って来てくれたのだけれど、出番になるので預かってもらっていたところへ食べに行った。おかあさんがいなくて女の子とわんこがいたのだが、女の子に説明して食事をだしてもらった。とりももの焼いたのと赤いご飯セロリ小松菜人参ジャガイモトマトなどなど。とても美味しかった。

食事中  Photo by Junbow


演奏の方は時間が押しているせいか途中から一人1曲になったりしていたが順調にすすんでいった。ともねちゃんの参加している「せんえつながら」、なおちゃん、琵琶の弾き語り。最後にるーぱんが閉めて後はオープンマイクになり「せんえつながら」が再度登場。ちょっと雨がぱらついてきたがすぐに止んだ。

片付け終わって宿へ行く事になった。さっき雨がぱらついたが後は曇ったままで、晴れたら星がきれいだったのになあと思う。山で星を見たのは何時だったか忘れ始めている。宿の手前のコンビニで各自飲み物食べ物を買いこむ。男子部屋は2つ。そのひとつの部屋に入り早速じゅんちゃんおっちゃんと乾杯、窓の外は結構強い雨が降り出して来た。昼間降らないで良かったね。そこへ「せんえつ~」のY下君が来て4人で飲み始める。すると突然Y下くんがソファーを降りて正座をする。「おまえなにしてんねん」と、おっちゃん。「いやあ、先輩を前にして同じ椅子に座るわけには........」冗談かと思ったんだけど、よくわからん。しばらくしてバンド仲間のT郎くんが入って来た。さてどうするかとみると並んで正座をする。そのうちY下君はT郎はバンマスだけど年下だからといって、ソファーに戻る。T郎くんは変わらず正座「いいから足くずしなさいよ」とわしが言って、ようやく足をくずす。Y下君「ぼく渡辺健に似てるって言われるんです」、でその後からはけんちゃんという事になった。類ちゃんとともねちゃんがきた。類ちゃんはこれなら飲めるんですと、スミルノフを飲みともねちゃんは納豆ごはん。飲んで話して大笑いして騒いだ後に、けんちゃんが隣の部屋に挨拶にいかないとまずいということになり、わしらも挨拶に行く。色々話してから元の部屋へ戻り、再度飲む今度はPAのMさん、ベースの女の人、「せんえつ~」のSAXの人なども来て飲み、まだまだ続いたが、先におっちゃんが寝てT郎くん、けんちゃんも寝て、さて寝ようかという事になり。ともねちゃんMさんは部屋へ帰った。が、部屋を閉め出されてしまって戻って来た。そのあおりでじゅんちゃんは床で寝る事になってしまった。翌朝おっちゃんがひと言「わし今日使いものにならへんわ」


スミルノフと納豆  Photo by Junbow

PS 本日すちゃらかしゃいにんぐのこのブログが3万件のアクセスを超えました。2年半近く続けさせてもらいここまできました。皆さんありがとう。すちゃらか関係者一同、また開閉商事社長に代わりまして御礼申し上げます。社長すいません。勝手に言っちゃいました。


開閉商事 営業一課 すちゃらか・たまらん・うーたろう

2014年9月2日火曜日

娯楽的極楽な夜

8月30日(土)天気/☂→☀→☁
きょうはのみていで、すちゃらかしゃいにんぐのらいぶがありました。


COMING SOON

 アツアツアセアセの夏が・・・終わった。
今年もなんとか乗り切った。
今年の夏は、7月20日にのみ亭ライブをやって、本日また、のみ亭ライブだ。
夏休みの始めと終わり、入口と出口でライブを行ったことになる。
すちゃらかメンバー3人が小学生だったら、きっと自由研究のイントロとシメにしたであろう・・・と、♪アッツさでやられちまった~丸煮えバカ頭で幻想している場合ではない。
朝方まで降っていた雨はとっとと上がり、晴れたり曇ったりの16時、西荻のみ亭に3オヤジ、あ~んどマドマゼル類ちゃんの4名は集合した。
類ちゃんとは3月以来の演奏になる。あの時は桜も咲いてなかった。
先週のリハーサルで5ヶ月ぶりの再会、おぉよくぞ無事で日本の亜熱帯地獄を生きながらえたと、お互いの生存状態を確認し喜んだのだった。

ちょっと前までは、わが田舎町から西荻に来るのは大変なことだった。あくまでも個人的ではある。
電車を4本乗り継ぎ、県境を越え、熱射地獄の街をギターケースを背負い、アジアジのヘロヘロの仮死状態で歩いてた。魔境と化した東京西荻、通りは極力日陰を選んで歩く。SHADOW SIDE OF THE STREET だ。
だが、のど元は過ぎた。アツサは去っていった。
さぁ、いろんな意味でがんばろー!
もうアツサとはおさらばだ。さよならサンカクまた来てシカク。
パリの街角、君とこんにちは。
ボンジュール・・・今日から僕ら友だちさ。
ダニエル モナムール・・・ヘッヤメテ~ 愛してないなら・・・
おっと、いかん。また幻想地帯に入ってしまった。
本日のナンバー、軽くリハーサルというか何曲か細かいトコロをチェックして、その後はいつものように作戦会議。本日の会場は「W田屋」になった。
生ビール&ウーロン茶でまずは「バッチリいこうゼ乾杯」。
途中からAび大将も加わり、会議はどんどん盛り上がっていき、今夜のライブも絶対盛り上がるな。と、ステキな予感が充満する。
んで、類ちゃんの大ボケ攻撃にニンマリしていたら、たちまちライブ開始時刻の10分前だのクラッカーだ。
イソゲイソゲ! アタフタハリアップ! ワッツハプン?

突然だけど、ここで問題です。
「脱線」「てんぷく」「ナンセンス」「パンチ」「スカイライン」。
これらに共通するコトバはなんでしょう?
「ト」で始まる3文字です。
あとは言わない・・・。
どーしても知りたい人は、周りの昭和オヤジに聞いてみて!
ていうか、前回のブログでやっちゃんが書いてた。見てみて!

 19時30分。
のみ亭店内は、いつもどーり「冗談じゃねーゼオヤジ」と「フザケンジャないわよねーちゃん」とが、体温とストレスと言いがかり感マックスとがプンプン!ってカンジで、アルコール天国の上棟中だ。酔ってたかって、てやんでぇ状態になっている。
へいへい、お待たせ~。
今夜もバカさで行こうぜ!
いつものごとく「WE ARE THE すちゃらかしゃいにんぐ」で御機嫌をうかがい、
 2.SWEET LONESOME HIGHWAY
 3.SUNNY SIDE OF THE STREET
 4.アラビアの唄
 5.9thの恋
 6.私が一番きれいだったとき
と続け、前半終了とする。


おにぎりを見るな! 
Photo=Kamoちゃん

インターバルは、抽出したり注入したり話しかけたり話しかけられたりで、これはこれで楽しく貴重なお楽しみタイムだ。
いつもすちゃらかライブをブルーレイ&DVD録画してくれている、K塚プロダクション映像班のありてるに「いつもすまないねぇ・・・、こんな時ヒロシがいてくれたら・・・」とシャボン玉ギャグを突っかけるが、軽くかわされる。
Kもちゃんにいい写真撮ってねと頼み、K寿さんの差し入れをいただく。
D川JとK子ちゃんの息の合ったコンビ芸。なるほど。ベンキョーになりました。
あと、いつもきていただく人、初めての人。ありがとさんです。
PカもMギちゃんもおいしいお酒呑んでって!

 でもって、後半戦は「スターダスト ラブ」から始めて、
 8.HONKY TONK SON OF A GUN
 9.HONKY TONK SALOON(HERE WE GO)
 10.ハーバーナイト
 11.ホーボー ブルース
と進め、ラストは、やっちゃんの「おぉ シャンゼリゼ」で締めた。
気分のいいまま、うれしいアンコールをいただき、ではもう一曲。ひさしぶりの「サイフはカラッポ」で、今夜の「すちゃらか+類ちゃん」ライブは終了したのだった。


面白すぎた Photo=Kamoちゃん

類ちゃんは、どんな曲でも注文通り仕上げてくれて、まったく頼りになるイカシタねーちゃんである。
やっちゃんも弾きやすそうだ。
もちろん俺もうーちゃんも気持ちいい。
四人でひとつの音ってヤツを実感してる。

オヤジとねーちゃん Photo=Kamoちゃん

100万ドル Photo=Kamoちゃん

うまい酒があって、気の合う奴らと音を出している時が、理屈抜きで楽しく愉快だ。
心が柔らかくなっていくのを感じる。
大げさではなく、心底生きててよかった・・・と思う時間だ。
つーワケで、「すちゃらか+類ちゃん」のこの夜は、
娯楽で
極楽で
すンごく楽なのだ。

大将「明日はどっちだ」  Photo=Kamoちゃん


《営業2課 じゅんぼう》