〇月〇日〇曜日 その４

　私事でございますが、阿佐ヶ谷に越してきて10年が過ぎ、そろそろ丸11年となります。
大阪の生野区舎利寺に住んでいたのが約8年、それ以前は実家（葛飾区亀有）を除けば
すべて大阪で阿波座四ツ橋摂津富田今里に住んだが、最高で今里の2年。ちょっと待て、
舎利寺に住む前は西荻のとんぼ館に2年いた。今里から西荻へは猫のらんくんとへびのい
まいちゃんとわしら夫婦で、地震で新幹線が止まった日に、近鉄で名古屋に出て、名古
屋からようやく動いた新幹線で東京に着いた。朝出て着いたのは夕方だった。

　舎利寺から阿佐ヶ谷へは猫4匹カメ1匹で引っ越してきた。最初に部屋を探したのは
亀有の隣の綾瀬だった。不動産屋で猫4匹いるんですけどというと、皆面倒くさそう風に
なったが、足立区六木の一軒家、竹ノ塚のマンションなど結構広くてそこそこの値段の
物件を紹介してくれたが、通勤にはえらく不便だった。

丸くなった猫4匹

広がって並んだ猫4匹

見つめられるカメ1匹

　再度西荻界隈と思ってはいたが、猫4匹では到底無理だろうとあきらめて、最初は足を
向けなかったが、ダメもととK不動産へ行ったら。近所のF不動産で阿佐ヶ谷の物件が出
たはずと紹介された。日当たりの良い二階建ての一軒家で駅からもまずまず、猫も大丈
夫だという事で、探せばあるもんだなあと心底感心した。

　阿佐ヶ谷に初めて来たのは18歳の春だった。じゅんちゃんとの出会いのきっかけでも
あった、永嶋慎二という漫画家が住んでいて、彼の描く漫画の一部が阿佐ヶ谷を舞台に
していた。高校時代はいつもいつか行ってみようと思っていた。東京の東のはずれの亀
有から阿佐ヶ谷まではちょっとした小旅行なようなもので、思い立って電車に乗って来
てみたが、どこへ行くともなく駅のそばをうろうろして釣り堀をみて、コーヒー屋さん
の「ぽえむ」へ入っただけだった。永嶋さんの漫画に出てくるそのままの店で、ドキド
キしながらコーヒーを飲み漫画に出てくるそのままのマスターの顔をじっと見たりした。
ただ電車に乗って阿佐ヶ谷で降りて、喫茶店に入っただけなのに何かすごい達成感を感
じたものだった。

じゅんちゃんとはこの漫画で
知り合った

　中学生の頃、家の裏の方に本屋があるのを見つけた。何気なく覗くと、名前は知ってい
たが読んだ事のない漫画雑誌「ガロ」があった。思わず買って帰って読んでみると、中
身は全て「カムイ伝」だった。えっ～と思って一気に読んだ。そうか、あそこの本屋へ
行けば「ガロ」があるんだと思って、翌月行くとやはり1冊棚に置いてあった。読んで
みると入選作というのが最初にあって、三橋誠という人の漫画だった。地方から先輩を
頼って出てきたら、その先輩は泥棒をやっていて......という時代劇だった。話の筋も
絵柄もかわった漫画だなあと思って記憶に残った。翌月またその本屋へ行ったが「ガロ」
は無かった。そのかわり「COM」という雑誌を見つけた。石森章太郎が「ジュン」という
漫画を描いていて、面白そうなので買って帰って読んだ。中に「青春裁判」という読み
切りの漫画が載っていて、今まで読んだ事のない雰囲気を持った漫画だった。作者は永嶋
慎二。2カ月くらい経つとシリーズ黄色い涙「フ―テン」の連載が始まり、はまってしま
った。その頃コミックスとか銘打って新書版の漫画集が出て、永嶋慎二の「漫画家残酷
物語」が出ているのを知り、むさぼるように読んだ。時間を忘れて。

　高校三年の時に押上駅の近くのお好み焼屋で先輩の女の人と後輩の男の子と3人で飲ん
でいた。そこの主人は浅草の芸人上がりでちょっと強面だが優しい目をしていて、おか
みさんは優しい人でアンコ巻きが上手く巻けないと代わりに作ってくれる人だった。
カウンターで飲んでいた二十代半ばの二人組といつの間にか話をしていた。下町でジャズ
喫茶と云えばこの三軒、平井の｢レオ」日暮里「シャルマン」浅草「フラミンゴ」だろ。
わかったか？などと話をされ、｢レオ」のマッチはな軸を引っ張ると火が付くんだぜ、で
帰れなくなったら泊めてくれたりするし。「フラミンゴ」は浅草だからこれから行こう
か？と誘われたが、そりゃ無理ですと断った。そのうちわしが永嶋慎二という漫画家が
大好きでという話をすると、片割れのいがぐり頭の人が「オレ、アシスタントやって
たんだよ」と、話しだし、「そんなことないでしょ」と取り合わなかったら怒りだした。
「なら、証拠見せるから家へ来い」としつこく言うので、しょうがないので皆で付いて
行った。10分くらいの所だった。家から持って出てきて見せてくれたのは蝶を丁寧に書いた
絵だった。
「どうだ、すごいだろ。これあげるよ」「じゃ、フラミンゴ行こう」「えっ、今から
無理だよ」「なんでだよ」と、小銭を叩きつけて怒ってしまった。なんとかもう一人の
人に間に入ってもらって帰って来た。
　
　高校を出てからは阿佐ヶ谷に行く事はもうないだろうと思っていたら、大学で同じク
ラスになったS木が阿佐ヶ谷住んでいた。御茶ノ水のトリスバーで飲んで誰かの部屋に行く
という事を毎日のようにやっていて、当然阿佐ヶ谷のS木の部屋にも行った。深夜になん
とかビールまたはウイスキーホワイトを仕入れてぐちゃぐちゃ言いながら飲んだ。
一番街もスターロードも飲みに行った事は無かった。ランボーだけは何回か行った。
ある時、S木がこの間永嶋慎二だと思うけど歩いていたぞ。と話してくれた、そうか
阿佐ヶ谷をぶらぶらすれば会えるのかいいなあ、などと思ったりした。

　以前にも書いたが今のすちゃらか三爺で「グラスホッピング」と云うミニコミ紙を作って
いた。何か企画がないかと考えていたら、写真を撮っていたが、それをやめて陶芸をやると
いうOさんが永嶋慎二と友人だという事がわかり、じゃあどこかに来てもらって話を聞くの
はどうだろうか。それを録音して「ダンさんの話」として文章にして載せようということに
なった。場所は両国のフォークロアセンターで、10人位が集まり永嶋さんがきて色々話をし
てくれた。別の部屋ではマッドブルースバンドがオイル缶のウオッシュタブベースとギター
で横須賀ブルースを唄っていた。まったりとした心地よい空間だった。

フォークロアセンターにて
初級問題　この写真にすちゃらか三爺の内の一人がいます
それは三人の内だれでどこにいるでしょう？
ヒント　右はじはダンさん（永嶋慎二さん）です。

フォークロアセンターにて
高等問題　この写真にすちゃらか三爺の内なんと三人全てがいます
どこに誰がいるでしょう
知っている人は他の人に教えないように！！どうしてもわからなくて
でも、どうしても知りたい人は三爺に聞いてください。

　永嶋慎二の漫画の中では「若者たち」が好きだった。何に掲載されたのかは良く憶えてい
ないが、漫画アクションだったか？青林堂から単行本なったものを読んだ。そういえば長井
さんは阿佐ヶ谷駅で何度か見かけた事があって、誰それの漫画集だしてくださいと、勝手に
話しかけたがいつもニコニコ対応してくれた。おだやかなおじさんだった。「若者たち」は
若手漫画家の共同生活を描いた話しだったが、永嶋さんのアシスタントの方がモデルになっ
ていた。笑いあり涙あり怒りありほんわりしたところあり、ほろりとさせられたり結構何度
も読み返した。

　NHKの銀河ドラマで森本レオが主演で放送された。主題歌は小椋佳が唄いき
れいなメロディーと小椋佳独特の歌詞でとてもすきだった。５～６年前には「黄色い涙」と
いう題で映画にもなった。主演は嵐だった？

　
　大阪にいるときにランボーの堀さん、おみせのお母さんの訃報を聴いた。阿佐ヶ谷で他に
知っている店は無かった一番街にもスターロードにも。何年かぶりで阿佐ヶ谷に来たと思っ
たら住み始めていた。ある日新聞の訃報欄に永嶋さんが亡くなった事を見つけた。阿佐ヶ谷
の自宅を売り西荻窪に住んでいたのはやっちゃんに聞いた。翌年阿佐ヶ谷喫茶店「COBU」で
即売の展覧会があった。奥さんの小百合さんがいた。グラスホッピングの新しいのを持って
行くと「あっ、バッタ村の人ね」と言っていつもやさしく取りついでくれた。そう言えば
「漫画のおべんとう箱」も最近は読んでいない。今度の休み前は夜通し読もう。なんてたっ
て1400ページもあるから。永嶋さんご本人が一晩読んでも終わらない漫画の本が読みたかっ
たという思いを長井さんが形にしたんだと思う。

営業一課　すちゃらかうーたろう

計画は低く語られ、熱く実行された・・・

　それは今から３年前、２０１０年。東京西荻窪。
　例によって例のごとく、すちゃらか練習を終えた３バカオヤジ達は酒場の隅でひっそりひそひ
そと話し合っていた。

「最近、練習イマイチだよね。」
「休憩のビールに集中しちゃってるよね。」
「あと練習後のビールもね。」
「まっ、それはそれでいいんだけど・・・、よくもないよなぁ・・・。」
「おねーさん、ビールおくれ。あと、ほっけおくれ。」
「このままズルズルとこの空気のままライブとかってヤバイよー。」
「この並びって、華がないよね。あと色気とか、輝くものとかが・・・。」
「・・・・・。」
「・・・・・。」
「・・・・・。」
「じゃ、こういうのはどう？　毎回女子をゲストに呼んで、イキオイつけて、ライブを展開
するっていうのは？」
「おっ！、いいんじゃない！」
「誰もが喜んで幸せになれる！」
「そうしよう！」
「そうしよう！」
「じゃぁ、おねーさん！　生ビールおかわり！　３つネ。」
　　
　というワケで、「若いおなごの生き血計画」と名づけられたこの企みは、その年の７月直ちに
実行された。
　最初の犠牲者、あっ、いや、招待者はアコーディオン／熊坂路得子。
　そして同年１１月ボーカリスト佐藤葉子。
　２０１１年１１月にウクレレ／竹森千枝。
　昨年２月はクラリネット＆サックス／多田葉子。
　さらに５月アコーディオン／青柳久美子と続いて、第５次計画まで終了したのであった。
　　
　巷では「漁夫の利商法」だとか「虎の威を借りる狐集団」はたまた「他人のフンドシＢＡＮＤ」
とか囁かれているが、少なくとも最低３人は幸せになれる単純明解親父雀躍な計画なのであ
る。また、都合の悪いことは聞いてないふりをするという合わせ技を持っているので、「へっち
ゃらよー。ケンチャナヨー。」なのである。
　　
　というコトで、今年も計画は継続される。
　第６次計画は今月２４日（日）のみ亭で、藤井貴子を招いてのライブだ。
藤井貴子については、彼女のブログやＣＤ（３枚制作されている）で情報を得ると良いだろう。
そして、藤井貴子の世界を知ったその日から、新しい扉があなたを待っているだろう。
澄みわたるその歌声は、あなたの心をやさしく包み、春の陽ざしを降り注いでくれるだろう。
マウンテンダルシマーの奏でる月光のような旋律に魅入られたあなたは、何日も眠れぬ夜を
重ねるに違いない。
　開閉商事給湯室で阿鼻子はつぶやく。「スチャラカの歌聞くと、これでいいのだと全然反省しな
いんだけど、タカポン（藤井貴子）の歌聞くと恥ずかしくて生きて行けないわあ。」

お導きの３枚

　さぁ！もうこうしちゃいられない！
　熱い２月２４日がそこにある！
　一緒に演奏もしちゃう！
　すちゃ貴しゃいにんぐだ！
　ずんずんと進んで、グイグイと打ち上げる！
　うまい酒呑みたい奴、来るべし！！！
　天使の調べ求める者、聴くべし！！！
　　
　なお、この計画は事前に情報の漏えいを防ぎ、その機密性を保つため、GAL'S BLOOD PROJECT＝ギャルブラと呼ばれる事もある。
一部でだけどネ。

2月24日　お待ちしてますようこそ

《営業２課　じゅんぼう》

暴走温泉旅行爆裂引率日記

ある冬の真夜中だった。ほとんど毎日のように通っていた、駅の近くのアルコール専門店「Ｎ」
を出て、どうしょうかと考えた。Gパンのポケットには、何枚もの万札。「行ってみようか」
キャバクラかエッチなお店‥

駄目だ。うーたろう風にシブく書き始めたが、せっかちなオイラには無理だぜ。いつもの様に
いくぜ。

ある日「なー、やのじ。女子にも人生にも疲れたから、温泉でも行くべ」「おー、あのじ。激安の
宿で酒池湯林するべ」「んだんだ」などと話していたら、「わしも行きたい」「あたいも連れいけ
ー」などと広まってしまった。こうして、あのじとやのじの大人の休日クラブフルムーンツアーが
、開閉商事新年会激安温泉旅行に進化してしまったのだ。で、オイラは考えた。のみ亭から家
に辿り着かない。約束を忘れる。朝起きない。などなど社会的不適合者２０名を、まとめて連れ
行く方法を。だいたい、半数が二つ折りのガラケーで、やのじに至っては携帯持ってねえし。
おーどうすんべい、などと言いながら、ネットで激安、温泉、送迎付を検索。ありまんがな。
ホテルＯグループ 飲み放題、バスの送迎付。よし、ここやな。電話してみんべぇ。「トゥルルルル」「ありがとうございます。ホテルＯ予約センター担当Ｓでございます」おっ、若い女子やん「あのねえ、新年会を草津でお願いしたいのよ」「はい、では会社名を」「開ける閉めるの開閉商事
です」キッパリ「ぷ」おっ、受けてる😍「何の会社デスか〜」「エンターテイメント系です」再び
キッパリ。などと女子との会話を楽しんでいるうちに予約完了💗で、この後何度か電話したが、
年配のＧさんは「開閉商事ですが」「あっ、ハイハイ↓」けっ、受けねぇ「大丈夫ですよ。ホテルの
入口に歓迎開閉商事様って出しておきますよ。あっ、電気じゃないギターはＯＫですよ。エレキ
ギターとかドラムは駄目ですよ」おい、ライブかよ。フルバンドで行くぞ。などとやり取りありゃん
した。おい、コールセンターは全員２０代の女子にしちょくれ。あっ、好みは、ぱるるです
(￣^￣)ゞ

歓迎

 こうして、１月２７日草津温泉激安弾丸ツアーが決定や。
 で、次の問題点は会費の徴収やん。当日では、キマグレンな奴等ばかりなので、ヤバイぜ。
面倒だか振込やな。オイラは、ゆうちょ行って口座開設「会社の社判有りますか?」「えっ、まじ
すか学園。バンド名なんですけど」しどろもどろ。結局、本名の福山雅治にしたぜ。

本名にしたぜ

んうでもって、社員に振込よって。一斉メール。が、こいつ等が「面倒クサイ。やり方わかん
な〜い。手数料イヤだ」などなど。お前ら、東京湾に沈めるぞ。で、最初に振込んでくれたのは、
比較的まともなＭキー。「いつもご苦労様です」ってメール付で。おい、Ｐよ。少しは見習えよな。
お前が温泉代オカンから貰って来たのバラすぞ。んで、２日前に集計すると、一人分足りない。
あれおかしいなぁ。危ない奴は最初に抑えたのに。オイラかしら。おっ、一見真面目で温厚で
通ってる、うーたろうやないか。「うーたろう、会費」「あっ、わし払っておらんかったか。ホッホ
ホッホ」危ねえ、オイラの股の隙間突かれたぜ。
 無事会費も集まり、明日は温泉だー、って騒いでる、のみ亭。来たぜ。我らのウルトラマンＳＢＹ
マン。ベロベロだが、何故かスボンが新品や。で、ほのかに臭い。「おい、どうした？」「えへ、
💩漏らした」「おう、洗ってから来いよ」「お代わり」「もう帰れ」などなど前夜祭は、大爆発。
 んで、当日ウルトラマンは、往復千円のバスに乗らず、新幹線とタクシーで草津に現れました。
たまりゃん。おしまい（泣）

女の子の足 その1

女の子の足 その2

女の子の足 その3

お知らせ⑴
 ６月２３日伊豆熱川温泉
 すちゃらかのＰＶ撮影
 全員、死ぬ気で集まれ。

オイラの心の一曲♫
 骨まで愛して
   城 卓矢  １９６６年
 作詞・川内和子   作曲・又れいじ

生きてるかぎりは どこまでも
 探しつづける  恋ねぐら
 傷つきよごれた  わたしでも

骨まで  骨まで
 骨まで  愛してほしいのよ

骨まで愛して

お知らせ⑵

 我らが尊敬する、畳職人漫画家、東陽片岡大先生の直筆色紙が、のみ亭に届きました。これ
は、同志Ｏ君が、ライブ会場で一緒になった、片岡大先生に頼んで書いて頂いた、大変貴重で
高価な物です。社員は、のみ亭東陽文庫で酒を注文しながら、心して読むように。

片岡先生御直筆也

片岡先生

          秘書室  あび太

開閉商事温泉社員旅行顛末記 二日目編

みなさまごきげんよう。開閉商事、社員食堂のミッキーと申しますわ。開閉商事社員旅行の2日目のレポートを仰せつかりましたの。どうぞよろしくネ！

（Photoは、Mario、Yuちゃん、EMリア、ミッキーの提供でお送りしますわ！）

前日までのあらすじ

【新幹線班の到着】

1月27日日曜日、都内某所での仕事を終えたわたくしは、15:44東京発の新幹線、愛しのMAX号に飛び乗り、天下の名湯、草津へ向かったの。そう、どうしても開閉商事の社員旅行に行きたかったわたくしは、たったひとりで電車とバスを乗り継いで後から行くことにしたわけ。女の一人旅なのに、車中ではだれにも声をかけられなかったわ。とっても不思議・・・。

さて3時間後、草津バスターミナルに着いたらとっぷり日は暮れていたわ。もう宴会が始まって1時間は経過しているはず。まだ食べ物は残っているかしら・・とっても心配だわ。焦る気持ちを全開にして凍結した坂道をこけつまろびつ、ようやくホテルに辿りついたの。それでお化粧も直さず宴会場に直行したわけ。「開閉商事様」って貼ってあるふすまを開けると、そこではあな嬉しや、見慣れたメンバーによる宴がたけなわじゃないの。カラオケに手拍子。浴衣に手ぬぐい鉢巻の人がいっぱいいるわ。食べ物も天ぷら、鍋、ソーセージ、フライドポテト、マーボー豆腐とかいろいろ残っているじゃない！なんという幸せかしら・・。この宴会の模様は、前篇で報告されていると思うので詳細は略すわね。宴会後は、開閉商事、婦人部の皆さんと露天風呂へ行ったの。都会のチリを落としたわたくしは、皆さまのハイ・テンションに一気に追いついたのよ。

【世界史かるた大会】

さて、宴会後はお楽しみの夜のアクティビティ。512号室からすちゃらしゃいにんぐの歌声と嬌声が聞こえてくるわ。その様子は512号室特派員のMarioが報告してくれるはずだから、わたくしはかるた部屋の報告をするわね。510部屋ではエミリアが持参した「世界史かるた」大会が、Chie、ぴか、しょうこ、エミリア、ミッキーの豪華メンバーによって行われたの。このかるたは、エミリアが神保町のかるた専門店で5,000円の大枚をはたいて購入しこの日に備えてきたもので、人類の誕生からEU統合までをカバーする100絵札の超大作なの。札読みは、美声のBenちゃんにお願いしたわ。それにしても、年号の「ごろ合わせ」から絵札を想像するなんて、百人一首顔負けの高度さね。いっぱいお手付きしちゃったわ。

「世界史かるた」のおかげでいっぱしの教養人となったわ。この教養を生かして大トランプ大会よ！演目は、「大貧民」。きっとのし上がってやるわ！新たなメンバーとして、おとちゃん、なみえちゃん、ささくん、かぶちゃんが加わっって、えげつないバトルが夜更けまで展開したのよ。バトル中には、社員食堂から持ち出された、シャンパン、焼酎、おせんべい、チーズ、アイスクリームが大量に消費されたことをお伝えしておくわね。

 

【二日目】快晴　気温マイナス5度　

1月28日

【朝食会議】

6時起床。ついさっきまで起きていたような気もするけど、こんな面白い旅行で寝ている暇なんかないわ。一分一秒が勝負よ！お天気は開閉商事の前途を祝福しているような快晴ね。早速、朝風呂に行って、お肌にたっぷり温泉をすり込んだわ。

7:30に1Fバイキング・ルームで開閉商事の朝食会議が開かれたわ。遅刻者がいなかったのは驚きね。みんな、昨日の夜はしゃぎ過ぎてとってもおなかが空いていたのね。朝食会議での話題は、かもちゃんが菜花のお浸しをパンにはさんで食べているけどそれはどうかしら？、玉ねぎと竹輪のいためものは素晴らしいオカズね、ここ宿泊代が激安のわりにごはんが美味しいじゃない？といったものだったの。高尚な開閉商事にふさわしい重要案件と言えるわね。

バイキングの食事

 食事風景

【自由行動】

朝食の後は自由行動よ。足湯につかる女子のみなさん

昼寝をするやっちゃん、Benちゃん

と思い思いの時間を満喫中ね。チェンマイ出身のレNーちゃんは、昨晩は2日酔いで臥せっていたわ。でも今日は元気そうね。そこで婦人部数名で西の河原露天風呂に行ってみたの。

露天風呂は最高で、「あ～露天はいいわ～」を100回位言っちゃった。ここでも温泉女子トークがさく裂したわ。我ながらよくこんなにしゃべることがあるわね。外は氷点下なので、お風呂に入っている間に髪がばりばり凍っちゃったわ。

　すっかりあったまって良い気持ちで露天風呂からホテルに戻ったの。すると大広間では人情芝居劇がやっているという噂が流れてきたの。それで早速おビール片手に駆けつけたの。演目は・・・でたー！国定忠治。さすが群馬ね。忠治が晩年、因縁のあった人の子どもにお縄になる話よ。なかなかの熱演でクライマックスでは涙をぬぐうおばちゃんが多数いたわ。わたくしもウッカリ目頭が熱くなったわ。でも日本語が良く分からないレNーは、それを見て「ケケケ」と笑っていたの。

人情芝居を鑑賞

部屋に帰るとドアノブに何かがぶら下がっているじゃない。まあ何かしら！地元の名士からのプレゼント？中身は金塊かしら？開けてみて、びっくり仰天驚いた！「草津名物・ひねり草餅」、それもひとりひと箱よ。激安ツアーなのにお土産まで付くなんてさすがABIKOね！ここで幹事の給湯室ABIKOの評判が一気に高まったの。

出発前のひととき１

出発前のひととき2

【幻のバスガイド】

さあいよいよ草津にもお別れよ。ミッキーにはバスガイドの大役が待ってるわ！トークが失敗した時に備えて、CD３枚、「戦後50年　コロムビア創立85周年記念　珍版・名盤コレクション」「筒美京平　ウルトラ・ベスト・トラックス」「加山雄三　ハワイの休日」を持ってきたわよ。ホントはタモリのバスガイドのＣＤも持ってこようと思ったけど、うっかり忘れちゃったわ。さらに保険かけてビンゴも用意してきたわよ。さあ～いくわよ～！とハリキっていたのに、あら？みんなバスに乗ったら、すぐに寝始めたわ。ぴかは「山道が気持ち悪い～」とか言ってるし。んもう！みんなったら！こうなったらじゅんちゃん配給のビールをぷしゅ~。風船みたいな煎餅をパリパリ食べちゃうわよ。ふとポケットに手をやると、何やら紙が・・・はっ！これはさっきみんなから預かった無料宿泊券が当たる応募用紙だわ。みやげ売場でお漬物の試食に没頭していてフロントに出し忘れたんだわ！しらんぷりすることにするわ！ウフフフフ。それにしてもYuちゃんは、用紙に年齢を31歳なんて詐称して書いているわ。ずうずうしいにも程があるわね。わたくしも28歳って書いたけどネ！

【しりとり合戦と道の駅】

　バスは順調に西荻窪に向かって進んだわ。車中では、「ぴかの出題によるあっと言う間におわるしりとり大会」が行われたの。このしりとりのルールは、「ん」で終わる言葉を先に言った人が勝ちというものなの。回答では、ネアンデルタール人、うどん、カレーうどん、かつどん、などがひねり出されたわ。アメリカ人、たぬきうどん、卵どんとか応用性が高いから回答スピード早まるばかりよ。それで人モノ、麺モノ、丼モノの使用が、ぴかによって禁止されたの。でもそれに従う者は誰ひとりとしていなかったの。

昼食はおおるりグループのドライブインよ。ここでは、昨晩の宴会場がご近所さんだった高円寺のご一党さんと一緒になったの。先方もこちらを認識してくれて、中央線同士の暖かいエール交換が行われたわ。

ドライブインの前には、わが愛する「道の駅」があったの。ネギ（7本130円）、ホウレンソウ（100円）、なめこ（200円）、たくわん（80円）、梅干し(200円)など大量に購入したわ。これで社員食堂の充実が計れるわね。ネギは人気で購入者多数だったわ。それで車中はネギの香りで包まれたの。

楽しい時はあっという間ね。バスは練馬インターを降り、そろそろ見慣れた風景やと思ったあたりで、黄色い錠剤がやっちゃんから回ってきたの。なにかしら？怪しいわね・・と思ったら、あらびっくりその錠剤はウコンだったの。しかもバンコクのMashaから送られてきた上物よ。西荻到着後に行われる海鮮居酒屋「だんま屋」での反省会に向け、（今も飲んでるけど）元気に飲めるようにと着々と準備が進められていたの。みんな素早く摂取していたわ。もちろんわたくしもいただきました。まさに健康第一！ダンドリ一番！の開閉商事の面目躍如ね。

楽しい車内

【だんま屋の誓い】

だんま屋での反省会では、今回参加がかなわなかったTerumi社長が登場したわ。反省会では、レノーの撮影したビデオがこのまる２日でたったの１９分しかないことが明らかになったの。しかもそのうち車窓から富士山を狙ったものが５分、激しく揺れ動く画面と高速の壁に阻まれ、肝心の富士山が5秒しか映っていないことが発覚したの。まったくおかしいわね。

それはさておきウコン効果で安心した社員は、焼酎、ワインをどんどん摂取し、どんどん飲み進んだわ。そしたら案の定、座は乱れ始めたの。じゅんちゃんは女子が多い一帯めがけてダイブしてたわ。ライブ会場と間違えているのかしら。しぶやくんは、急にメガネを買いに行ったりしてたわ。あいかわらず変わってる子ネ。その他の乱れぶりは、開閉商事の名誉のため涙をのんで止めておくわね。最も重要な反省点は、「あまりにも面白かったわ。一分の隙もなく楽しかったわ。次もすぐ行こう！」というものだったの。これは「だんま屋の誓い」として、皆の胸に強く強く刻まれたの。

 反省会全景

幹事解放でくつろぐABIKO（中央）

 シメはやっぱり焼きそばね❤

こうして過酷な旅は終わったわ・・・

開閉商事温泉社員旅行顛末記 一日目編

        うきうきバスの中の巻


朝の7時15分集合、30分出発、一分たりとも待ちませんっ。
というスーパー幹事ABIちゃんの宣言が効いたか、続々と集合。
みんな、夜の顔とは結びつかない朝の顔でやってきた。
ちゃんと無事に集まったね…とはいかないのが開閉商事社中。
前の晩からう○こ問題※1かかえたSBYが自力合流となった。
ま、ここまでは、予定通りっ！
さてさて、あの人この人どんなん？とか、夜の貴公子Benちゃんの毛の色？黒か白か？とか、
色々な期待と夢と謎と問題を抱えつつバスは草津に向けてしゅっぱーつ！

まだまだ朝の顔

じゅんちゃんがバス仕様のギターで歌い始めたから、徹夜明けだろうが楽しくって寝ていられないっ！じゅんちゃん、Benちゃんの歌謡ショウとだんだん近づく草津。
温泉旅行の気分も盛り上がってきたーーー。

歓迎してくれているんだろうか？

                                                     

のみ亭にはやっちゃん、バス旅行にはバスガイド。
このバスにももちろん不動のバスガイドが乗っていた。
バスが出発したときから、日本酒持ってたね♪EMりあさん♪

「まんまん娘」を熱唱するバスガイドは、他にはいないのだ。カーンって。

さてさて、
バスはじゅんちゃんの温泉旅行の歌を聞きながら草津入り。もうすぐ温泉だっ！

という事で、草津温泉「ホテルおおるり」到着。

着いたばかりのさわやかな開閉商事社中。

今夜一晩ご一緒する方々。
まさかこの中に高円寺の団体がいるとはまだ知らなかった…




       さけのんで　おんせんはいって　またさけのんで　の巻


ひとまず観光だっ！てなことで、湯畑とあび太。

このあたりからさすがに飲み始めているまりおです。
ということは、詳細がさだかではないので、写真だ写真。



手ぬぐいかぶって目指すのは、「西の河原」大露天風呂なり。500円の価値あり。
混浴ではないのよ。混浴とか今回はなしですっ。

温泉入って宴会までの間は、飲んで歌って、ずーっと飲んで歌って♪
うーちゃんとBENちゃんの浴衣姿が似合いすぎ。
そういえば、他の女子たちはなにやってたのかしら。宴会開始までもうちょっと。
あとで聞いたらところによると、「二日酔いでネテタヨ」とレNー。

宴会の様子も写真で。

カラオケスタート！スタートからEMりあさんが不穏な動きをしております

待ってましたっ！今夜も絶好調♪

otoちゃん、自力で合流したSBY、実はすごい歌詞で歌っているＮえちゃん。

宴も盛り上がったころ、

仕事帰りのミッキー到着。えらかったねー。これで参加者21名全員そろったのだ。

アニメ声も歌う。うーちゃん、いい声で落ち着きますです。

「あんたに…！」KMちゃんとEMりあさんの黄金コンビが誕生かっ！かーん！
KMちゃん、これで痔病が悪化したらしい。

楽しい宴会も終わりを向かえ、みんな部屋に帰って行くのだった。。。
なんてそんなわけが無いのでよ。そのまま本部の部屋に集合。まだまだ終わりませんよっ！

これからすちゃらかしゃいにんぐ＆Benちゃん＆CABちゃの温泉コラボ歌謡ショウの時間なのだ。途中で脱落したので、終演が何時になったのか気になるところだけれども。うわさでは、４時とか？？本当に元気なんだもの。
そういえば、濃い女子たちがいないっ。あれ？あれ？


給湯室　　MARIO


(二日目編へ続く)