2015年4月26帰京集合写真

2015年4月26帰京集合写真
22015年4月25日~26日山梨県にツアーに行きました。26日東京へ帰る前にまだ居残った皆で集合写真 photo by Arisan

2013年9月29日日曜日

9・22 あび、祝・退院1ヶ月パーティの様子

9月22日は、本来なら、すちゃらかのライブの予定日だったのネ。
しかし、いつもすちゃらかライブの時に、のみ亭のカウンターの中に入って、
大将をしてくれていたあびが、癌で入院、手術という展開になっちゃった訳よ。
手術後すぐ見舞いに行った、8月17日。すっかり弱りきって声も出ない状態で、
鎖ならぬ、チューブやら点滴やら計測器につながれた、囚われのあびを見て、
こりゃ、ライブで大将たのむ訳にはいかないな、と思ったのネ。
でも、3日もすると少し元気になり、身体につながったチューブ類もとれはじめた。
だもんで、入院予定期間だった8月いっぱい様子見てから、
 ライブするか、しないか決めよう、ということになったんだけど、
そこはせっかちなあびのこと・・・、予定より1週間も早い8月25日に、
病院から、「とっととお帰り!」と叩き出されて、はい、退院となりやした。
その夜、軽く退院祝いしたのネ。あびはウーロン茶。オラ生ビール。
しばらくして、9月のあたまに、転移なしとの検査結果が出るも、本人の口から、
「大将はまだしんどい」「手術疲れが出てきてるようだ」、と云う訳。
それじゃ、あびの退院パーティに切り替えて、あびには客席で楽しんでもらい、
オラがカウンターをやり、お祝いの演奏もしよう、ということになったのよ。
招待する人もあびにまかせ、オラは演奏してくれそうな人にだけ声かけたのネ。
あびの招待CCメールを見て、ふんふん演奏者含めて20人弱だな。
これならオラ一人でなんとかなるさぁ、と思った訳なのよ。

ところが、あびの人気というか、さんざん心配したあげくのはてに、
ようやく安心した人たちが、まさかこんなにも駆けつけようとは・・・・・・・。
ジェジェジェ、まだ来るのか!。オラの予想を10人ほど上回ってしまったのネ。
注文と演奏に追われ、ほとんど誰とも会話してない。モクモクと注文酒を出し、
マンドリン、ギター、バンジョーと持ち替え、コーラスなんかもしちゃって、
終わったらまた注文のくり返しのくり返し。
てな訳で、うろおぼえの記憶しかないんだけど、簡単に報告はしないとネ。


1週間で10Kg減量
わしは半年かかったのに


パーティ開始は7時からだったのに、じゅんちゃん、うーちゃんが、
前のそば屋で盛り上がっちゃってるのか、なかなか戻ってこないのよ。
んで、MROに呼びに行ってもらい、戻ってきたところで、あびの依頼で、
KJ爺によるスピーチとカンパイ?の音頭。いつもは、哲学的で高尚な、
エロ話をエンエンと話し続ける爺だが、あっという間のスピーチでカンパイ。
しかし、スピーチの内容は注文に追われ、まったく覚えてないのネ。

ころあいを見て、すちゃらかの演奏は始まるのネ。
「あびが退院してきたので、今日は悲しい気分の曲を用意しました」。
と、じゅんちゃん。「泣きたい気持ちで」でスタート。ひさびさにやる曲です。
で新曲。あびもおなかを開け閉めしたので、「さよならは開閉のあとで」。
浜口庫之助のカヴァー、「社長さんはいい気持ち」。じゅんちゃんの
古くからの友人のことを唄い上げた「りゅうちゃん」。昔からよくやってた曲だが、
すちゃらかとしてやるのは初めて。うーちゃん、オラでコーラスしました。
1部最後の曲だが、このざわついたお客様がた。やばい、酒が切れてきてる。
「ON THE ROAD AGAIN」をやって補給しないと暴動になる、やるぞぉ!。
♫さあ、また旅を始めよう~♫・・・・・・・







・・・・さあ、また旅じゃなくて、嵐のような注文取りを始めよう。
さっさと2部にいきたいのだが、そんな場合ではないようだ、殺気すら感じる。
オラは焦り、無口なのネ。思ったより10人多いので、てんてこ舞子ちゃん。
やっと終わった、と思ったら、早くに注文した吸い込みのよろしいお客様が、
「やっちゃ~ん、おかわりぃ」「あ、オレも」・・・このくり返しがしばらく続きます。
思わずじゅんちゃんが、「やっちゃん、手伝おうか?」

やっとの思いで2部突入。ここから、Kabuto Club の兜森さんがギターで参加。
「すちゃらかぶしゃいにんぐ」の4人組、のみ亭初公演です。
砂金掘って儲けたるぜ「カリフォルニアブルース」。日陰者のあびのために、
「ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET」。お尻フルフル「PINKER LOU」
かぶちゃんイケイケ!。バンジョーでやるのは初めて、「寂しきホーボー」。
もひとつホーボー「ホーボーブルース」。ここでまた、フオンな空気、暴動の気配。
アンコールならぬアルコールコール。そこいらのこうるさいアル中気味のお客様。
解りました。お作りしますネ。
ガソリン満タンで、みんなで唄って盛り上がった「HONKY TONK HERO」。
すちゃらか演奏はこれで終了。しかし、アルコールはしてもアンコールは来ない。
ラストだぜ、普通はアンコールだよネ、フ・ツ・ウは。
この空気読めない、ベロベロのお客様たちのために、もう1曲披露しちゃおうかネ。
友部正人の名曲「にんじん」、これも初めて披露。じゅんちゃん気合入ってます。
前戯で気づいたのはARさん。「♫こうしてにんじんみたいに」、一緒に唄ってます。
エンディング、かぶちゃんのギターソロ、いい感じで終了。もう、ヘトヘトです。
しかしまた、やかましい、お酒のお好きなお客様のために、ご奉仕なのよ。










さて、あびのお祝いのために唄いたいのはすちゃらかだけではないのネ。
今日のために、わざわざ西土佐から駆けつけてくれた、麦ちゃん登場。
あびニコニコ。ひさびさに作ったという新曲も披露。名曲「星と海と」では、
オラもマンドリンで参加。
お次は、のみ亭をホームに全国展開する岡大介降臨。
いきなり、じゅんちゃんの名曲「ノベンバーブルース」。これもギターで参加。
へてから、ディランの「LIKE A ROLLING STONE」。岡くんなりの日本語で唄う。
岡大介、ディランを唄う。これまた初披露でした。
BENちゃんのエロトーク&昭和歌謡が始まったのは、11時まわってたのネ。
「起って、起って、ずっと起ってて下さいな~」。都はるみの名曲はこう唄われた。
しかも、エミリアの「カコーン」がサクレツ。トークでも爆笑をとってました。さすが。


麦ちゃんとやっちゃん



岡くん



べんちゃん



エミリア一発


・・・・・はぁ、お疲れただよ。何も覚えてないだよ。マイペンライだよ。



















おつまみ、お食事、差し入れてくれた皆様、ありがとうございました。
みんなに「味が無い、マシオプソヨォ!」とバッシングされてたPKよぉ。
なんでオラの分のカラアゲと生姜メシとっとかなかったんだよぉ。
KJ爺のオクサマのお作りになった混ぜご飯。たった一口、美味しく頂きました。
・・・乾き物とチョコしか残ってない宴のあとで、となりの呑み屋のMぁちゃんと、
じゅんちゃんの乗る始発が動くの待ってたのネ。
じゅんちゃんが、あびのために用意した「悲しい気分」ってのが、
今、オラに降り注いでいるような気がして、泡盛をゆっくりと一口。
で、溶けかかったチョコを、クニュッとかじってみたのネ。
・・・・・・・・・・・はぁぁぁっ・・・、「あび、退院おめでとう!オラはひもじいだよ」。
トホホ、たみゃらん。んネ!。



開閉商事営業3課 やっちゃん ㋳

2013年9月24日火曜日

ON THE ROAD AGAIN

久しぶりに空をしみじみと見上げてみたら、秋の雲がいた。
なんて名前だかわからないけど、いわし雲とかうろこ雲とかとかいうのかな?
勝手に並んで、勝手に流れていく。
そういえば昔読んだ小川未明の話で、山の上に立っている木が、ある日。
夕焼け雲が流れていくのに出逢って、その美しさが忘れられず、その雲に再び会えるのをいつ
までも待ちつづけるってのがあったな・・・・・・
戦争は知らない(詞:寺山 修司 曲:加藤 ひろし)って唄にも、いわし雲ってことばが使われていた・・・・・・
空は・・・
雲は・・・
いろんな事を思い出させてくれる・・・

今年も残り、あと3ヶ月と少しだ・・・
あとちょっとだ。
今年はどこにも行かなかったなぁ・・・
やりたいことがやれなかったなぁ・・・
ライブもポツリポツリだった・・・
人生はうまくいく時とうまくいかない時とで出来ている。
ん・・・・・・・、3ヶ月と少しか・・・
馬鹿は馬鹿なりに、切り換えでショーブだ。
ライブをドンドコやって、ハズミをつけて、
来年はツァーにでも出かけるか!



急いでもいい


急がなくてもいい


泣き出したいような夜に あいつのブルース
「何度でも何度でも やり直すのさ」
闇の中でも見えるものがある
感じるものに素直になればいい
OH 又旅を始めよう

思い続けている事さ IT´S GONNA BE ALLRIGHT
「いつだって 俺達がお前を見てるぜ」
服を着替え 街に繰り出そう
ステキな奴らに逢いに行こう
さぁ 又旅を始めよう

   陽が昇るところへ
   陽が沈むところへ
   何処でも何度でも
   俺は高く飛んで行くのさ

果てしない旅路の先に 何が待っているのか
「今はただ歩き出し 風を探す事さ」
逢いたい時は目を閉じて歌おう
感じるものに素直になればいい
OH 又旅を始めよう

   光を受けながら
   雲の流れのまま
   いつでもいつまでも
   俺は高く飛んで行くのさ

泣き出したいような夜に あいつのブルース
「何度でも何度でも やり直すのさ」
闇の中でも見えるものがある
感じるものに素直になればいい
さぁ 又旅を始めよう
さぁ 又旅を始めよう


《営業2課 じゅんぼう》

2013年9月19日木曜日

♫ツキを呼ぶには笑顔を見せること♪

   ★今回も痛い話し、ヤバイ話し、下ネタ満載デスので苦手な方は無視して下さい。
                                          尚、抗議、アドバイス全て受付ません   (o_0)


一般病棟に移ったが、相変わらずチューブだらけ。食事も点滴です。そんな味気ない日々にも
例のイベント。朝のおむつ交換の時間です。今日はわたくしの好きな、清楚なHさんです。
でも何故か後ろに巨漢フリッピン男子Y君も一緒です。嫌な予感がします。わたくしのベット
まで来ると、Hさんが「◯◯忘れた。取って来るから」と立ち去りました。おいおい、それ
はダメだろうと心の中で叫びました。Y君が「デハ、オムツトリカエマスス」マジかよ。神も
仏もどっか行ったきりかよ。寝たふりして居りましたが、巨漢の前には無駄でした。「ハイ、
オユカケテアライマスス」げっそり痩せたわたくしはチンポコの、皮も余ってます。仕事熱心
なY君は、キッチリ皮を剥き、ガーゼで拭いてくれます。「あっ、そこは止めろ。気持ち良い」
ヤバイ、宇宙の端っこはどうなってる?などと必死に耐えました。この日から、ヨコシマな
考えは捨て、真面目な人間に成りました。尚、清楚で勤勉なHさんは、事務的にしか相手にして
くれまへん。「刺青何て描いてあるの〜?Tシャツカッコいいデス〜ね」と話し掛けてくるのは、
茶髪のヤンキー上がりか、100kg位有るお姉さんばかり。のみ亭でもキャバクラでも一癖も
二癖もある女子ばかり近付いて来る。何でだろう?


楽しみ



点滴して横になってるだけだから、かなり飽きてきた。ここは一発、同室の愉快な仲間達の
レポートを。基本的に老人病院なので、ワシ以外は70歳以上です。みんな耳が遠いので、
テレビの音量は爆発してます。誰もイヤホーンなど使いません。携帯電話も一応気を使って、
布団被って話してますが、なんせ声がデカイ。奥さんや娘、孫に甘えた声出しております。
たまりゃん。右隣りのAさん。スナックで泥酔して、帰りに転んで救急車で運ばれたそうです。
スナックのママが「来ないから心配してたのよ。ツケも残ってるからね」って怖いわ。左隣り
のBさん。札幌の自宅で屋根の雪降ろし。「なんかよお、間違って自分の足元の雪降ろしたら
よう、そのまま真っ逆さまよう」娘の居る吉祥寺で手術だそうです。ご苦労様です。左前の
Cさん。自宅の雨樋を掃除しようと梯子を登ってる途中、気が付いたら病院だそうです。業者
に頼みましょう。正面のDさん。この人だけは、内科です。元銀行員らしく、一日中メモして
いるのですが、直ぐ忘れるらしく、看護婦さんに質問ばかり。その細かい性格が原因では?
最後のEさん。夜中に救急車で運ばれて来ました。顔に怪我しております。看護婦さんが
「ワイン臭いですよ。どの位呑んだの?」と質問しても天井見つめて無言です。翌日、弟が
訪ねて来て「何処で消えたのよ?」と聞いても答えません。この80歳位の兄弟、禿げた
お爺さんなのですが、パナマ帽、品の良いアロハ、バミューダパンツにデッキシューズという
いでたち。なかなかファンキーな年寄りです。わたくし想像するに、二人は女子(婆さん?)
と高級レストランで合コンしてはしゃぎ過ぎた兄貴が転けたと。皆さん、屋根の上と泥酔には、
要注意ですよ。ところでこの爺さんたちも、清楚なHさんを好みらしく、Hさんが現れると
「髪の毛切ったのかい。可愛いよ」「昨日の休みは何処いったの?」とワシが考えていた質問
します。わしの出番が無いやん。のみ亭にいるKOみたいなジジイばっかりやん( *`ω´)
そんな失意の中、わしのベットに来たHさん。「シャワー浴びますか?」ボサボサの頭。酸っ
ぱい身体。【シャワー⇨身体が動か無い⇨洗ってもらえる⇨ウットシ】「浴びます。浴びます。
アビ増すー」神様が仏様の大群連れて来たぜ。点滴スタンドと共に、後についてシャワー室へ。
ドキドキ、バクバク。ニコって微笑んで「じゃあ、タオル置いて置きま〜す」とカーテン閉め
て外へ。はっ?ドッキリかよ。ドSかよ〜ん。親子でうなだれました。右手に点滴刺している
ので、左手では旨く洗えません。スタンドが倒れかっかて来ます。このスタンド、今や24時
間一心同体なので、トイレの狭い個室では、非常に苦労します。一度外して手に持っていたら、
血が逆流して焦りました。仲良くしようぜ。な。



痛いよ

一人でゴシゴシ



術後、一週間程して全てのチューブを外して、いよいよ食事が始まりました。一食目の
メニューが重湯、具無し味噌汁、ヤクルトジョア、アップルジュース。がっくしですが
しょうがありません。20針縫った傷が全然痛みません。記憶に無い傷は痛まないらしい。
不思議だ。お見舞いにも、毎日数組来ていただきました。リハビリも始まったので、一階の
リハビリ室で窓を開けて、必死に自転車を漕いでおりました。道路の向こうで誰かが見つめ
ている。おっ、懐かしのSIBUヤーマンじゃあないですか。死にかけてると聞いてお見舞いに
来たが、自転車漕いでるわしに、あいつも驚いていた。病室で話していると、妹が登場
(50歳、主婦、デブ)若い男子を見たとたん、目が輝いております。オバハンもしょうが
ねえなあ。やっちゃんは、毎日来てくれました。目立つので「何してる人ですか?あっ、
Tシャツと同じ人ですね」などと看護婦さんの話題に。女子の皆さんも来ていただきました。
とりわけK子さんは、病室で寛いでおりました。ありがとう。びっくりだよPちゃんは、お見
舞いに入院祝いと印して有りました。こっちがびっくりだよ。尚、Pちゃんによると、すーと
死ねるのは、選ばれた人だけだそうです。選ばれなっかた私です。退院の前日、面倒くさい、
おっと忙しいそうなので、連絡しなっかたSU爺に朝10時にメールしました。炎天下の午後
1時、チャリに乗って現われました。「お前は、こんな涼しい処で過ごしていたのか、
俺なんか‥‥‥‥」1時間程、選挙の演説の様に話すと、夜勤に出るとかで満足そうに
チャリで帰って行きました。お元気でなりよりです。


どうすれば?



本物とそっくり

優しい女子から



婦長さん?お袋?



基本的に老人病院なので、退院のスケジュールも老人向けです。食事も一日毎に、重湯、
一分粥、二分粥‥‥埒が空きません。回診の時に先生に直談判。「自炊します。静かに
してます」「分かりました。経過も順調だし、私も夏休み取るので、明後日退院で」
やったぜ。一週間の刑期残して出所だ。病室から見える、自分の部屋を眺めながら、
ああすんべい、こうすんべいとニヤニヤしておりました。そして 退院の日。歩く力も
無いのですが、気は楽です。部屋に戻って荷物をとくと、バスに乗って、西荻窪喫茶
どんぐり屋へ。ほろ苦ブレンドとトーストを注文。そして震える手でタバコを一本。
ゆっ くり吸い込みます。キター。クラクラします。中学生以来の感覚。で珈琲を一口。
か〜、胃が痛いぜよ。だが至福の時だぜ。この模様を皆に一斉送信しました。即レスで、
妹、元妻1、元妻2から同じ内容の返信が。「退院の日になにしてる。自重して真面目に
生きろと」こりゃあたまらん   ♪(´ε` )


素敵



◯報告とお礼

9月2日に病理検査の結果が出ました。大腸癌のステージⅡでした。抗がん治療を
進められましたが、断りました。月に一度検査しながら様子を見ることに成りました。
開閉商事の皆さんには、多大な心配とご迷惑をおかけしました。又、物心両面にわたる
御支援ありがとうございました。この紙面を借りて御礼申し上げます。
このブログで事情を知った地方の仲間の皆さん。大丈夫です。このまま、だらしなく
生きてまいります。皆様には、感謝の気持ちで一杯です。


◯青空に反比例する私の心


悲しい


術後の疲れと薬の副作用で、ぐったりしております。部屋のベットに横たわり、開け放った
窓から秋の空を眺めている。澄み切った青空に、いわし雲が広がっている。だが、わしの頭
の中は、ネガティブな事ばかり浮かぶ。これは罰ゲームなのか。この10年は特に酷い。
自業自得とよく言われるが、各局面では、選択肢が有りませんでした。いや、気が付かなか
っただけか。今回生き延びた事で、「生かされているんだよ。まだ死ねないよ」と。
誰にだよ。神か?宇宙か?至高の存在か?うるせいって。そいつに逢わせろよ。直接聞き
たいよ。この先の金をどうする?わしの一番苦手な稼ぐという困難さが、巨大な壁の様に
立ちはだかっている。運命。宿命。カルマ。前世の行ない‥‥‥生きている意味。人生の意味。
あ〜イライラするぜ。頭ちょちょぎれてきたぜ。ぷっと、線香花火の最後の様に終わりたいぜ。
マジ疲れたよ。Give upだ。( *`ω´)( *`ω´)( *`ω´)(´・Д・)
その時ラジオからAKBの[恋するフォーチュンクッキー]が流れてきた。

 未来は そんな悪くないよ
Hey! Hey! Hey!  ツキを呼ぶには 笑顔を見せること
ハートのフォーチュンクッキー 運勢今日よりも良くしよう
人生捨てたもんじゃないよね あっと驚く奇跡が起きる
Hey! Hey! Hey! 先の展開神様も知らない
涙のフォーチュンクッキー そんなにネガティブにならずに
Hey! Hey! Hey! 
世界は愛で溢れているよ 悲しい出来事忘れさせる
明日は明日の風が吹くと思う
人生捨てたもんじゃないよね あっと驚く奇跡が起きる♫

本当だろうか?
涙が溢れてきました。

フォーチュンクッキー=おみくじ入りお菓子な


とても参考になる本です。御一読を。


癌の本



開閉商事窓際族  あび太

2013年9月12日木曜日

Que Sera,Sera Watever will be,will be

☆痛い話し、ヤバイ話し及び下ネタ満載なので、苦手な方は読まない様に( ̄▽ ̄)

二日酔いで迎えた、入院当日。その前に、市役所の福祉課へ行かねば。
相談員のおばはんに、「これから緊急入院するんですが、訳あって一銭も無いんです
けど」おっ、目が点に成ってる。1時間程説明して、「判りました。後日、病院で面談
します」と言う結論に。このような制度は、真面目な方や弱者が利用する制度だと思い
ます。わたくしなどは、そのままほおって置く施設に入れて、苦しませるのが適当かと、
思います。偉そうな刺青も長袖で隠しておりました。余りの痛さに、簡単に主義主張を
替えました。真面目な納税者の皆様、御許しを。m(_ _)m




病院ではまずい?

着替えを詰める時にはたと気が付きました。パンツは夕べ買った地味なモノが有りますが、
Tシャツが、デットのガイコツ、ジミヘン、カートコバーン、シドビシャツなど死んだ人
ばっかりやん。あっ、そうだ。サザエさんみたいな、この変な髪形もなんとかしなくちゃ。
が火曜日で美容院休みじゃん。【早く医者に行けと、天の声が聞こえました】キャリーバッ
クを引いて出発。がわずか300mが痛くて歩けん。買物車押したおばあさんにも抜かれて行く。
「にいちゃん、大丈夫か?」だって。うるせい。駄目だから医者行くんだよ。コンビニの
店員が「おっ、旅行っすか?いいっすねえ」目の前の病院を指差すと「まじっすか」
あー、うるさい。近所のやつら。






やっとの思いで辿り着いた吉祥寺◯◯病院。普段んの10倍、30分も掛かって、へとへと
や。入院の手続きして、病室へ。わし、医療券なので倉庫みたいな部屋だ。いやいや、あり
がたや。ここから一週間程、記憶が曖昧でボヤーとしか憶えておりません。二日後に内視鏡
の検査しますんで、点滴と下剤だけですよって。この下剤の不味いこと。思い出しただけで
下痢しますで。すっかり腸内が綺麗に成ったところで、内視鏡検査へ。下着脱いでこれに履
き替えて下さい。尻の部分が開いた変なパンツだ。結局、みんなの前で履き替えてるんだか
ら、妙な気使わんでフルチンで良いのに。わからん。ベットに横たわり、麻酔のお注射。
わし、過去にLSD100発喰らっているので、麻酔打つとフラッシュバックで100倍気持ち
良いのよ。御花畑、天の川、曼荼羅、いろんなモノが現れては消えていく。おー、ヨダレ垂
らしていると、水戸黄門の辺りに、微妙な感覚が。思わず「あん!」と声が洩れてしもうた。
これが稲垣足穂の世界なのか。◯◯の初体験もこんな感じかしら。ウフフ。


良い子はダメよ




目覚めたか



こんな感じ


結果が出て先生から説明が。「しこりが腸を塞いでいて内視鏡が入って行きません。腸閉
塞寸前ですよ。多分癌でしょう。明後日、手術しましょう」オーNO! 癌とは言え、わしの
細胞なのに。パーツだけ採って良いものなか。いろんなパーツが集まってワシという全体
を作っているのではなかろうか?などとくだら無い事考えていましたが、痛さに耐え兼ね
て同意致しました。ちなみに「あと数日遅ければやばかったですよ。打たれ強いですね」
と先生。2カ月もゴロゴロして居たワシは、勇者か?イヤイヤただのバカでしょ(。-_-。)




アビ   ドキドキの手術室




「本当に迷惑しかかけないわよね」と言う妹と「頑張ってね」と笑ってる元妻に見送られて
地下の手術室へ。こんなボ◯病院にこんな立派な設備がとビックリ。よく仕事してる、テレビ
局のセットみたい。SF映画みたいだ。派手な扉。沢山のモニター類。医療機械の数々。キン
キンに冷えた部屋。ビビるぜ。そんでもって、看護婦さんの紺の制服でシャッキとしている。
例えが悪いが兵隊さんみたい。「チックとしますよーん♡」なんて絶対言わなそう。ますます
ビビって思わず敬礼しそうだ。「はい、ベットに乗って」ラジャー。おっ、ベッドにはヒー
ターが入っていてポカポカやん。「麻酔打ちます」ラジャー。おっ、又々効いてきたぜ。この
まま冷凍されて、2000年経ち、目が覚めたら地球上に男子はワシ一人。アビ王国の王様
だななどと‥‥‥
「終わりましたよ」の声で目が覚める。がモウロウとして気持ち悪い。のみ亭で、ラム乳7杯
呑んで富士そばでカツ丼セット食い、朝起きて朝マックでフィレオフイシュセットとコーラ
飲んだ、そんなとてつもない気持ち悪さだ。鼻からチューブ、脇腹からチューブ、背中には
痛み止めのチューブ、チンポコにもチューブ、指先にはモニターのコード、んでもって点滴
のチューブ。身動きもできん。あれから4時間近くたったらしい。王様どころかこれから
処刑される奴隷じゃ無いですか(−_−;)「今夜は集中治療室ですよ」が声が出無い。




よく出て来ます。もっと汚いが。


寝ているのか起きているのか朦朧としてわからん。死ぬのか。いや、6・7年前ベロベロ
な夜、例の汚いお爺さんの天使が出て来て「お前の寿命は◯◯歳じゃ」と言っていたので
まだ大丈夫だろ。ただ夜が怖い。周りのお爺さん達の呻き声が響き渡る。朝が待ちどうしい。
やっと朝日が射して来たぜ。徹夜明けの現場より嬉しいぜ。が動けないのでじっとしてるだ
け。そこへ看護婦さん二人登場。「おはようございます。お加減如何ですか?オムツ取り替え
ますね」おう、サプライズやな。毎朝の楽しみが出来たぜ。エッチなビデオだとここから違
う展開が有るんだが(以下自主規制)
で次は、レントゲン撮るのでストレッチャーに乗り換え移動。オバハン看護婦三人登場。わ
し1ミリも動けません。なのに、いきなり、昨日20針切った腹の上にチューブ類の機械を
ぶん投げた。「ぎゃあ」声になりません。続いていきなり、ゴロンと移動。「どうわあ。痛
てえ。そっと動かせよ〜」声が出ましたがガン無視。レントゲン室で又々移動。今度は男子
三人加わって「そーれ」でゴロリ。「ぶわー。痛てえ〜。そーれじゃね〜だろ」遂にわたく
し切れました。傍らに有ったパイプ椅子を掴み、ふらふらながらレントゲン台の上に立ち上
がりました。この一件で知れ渡り、何故か若く優しい看護婦さんが担当に成りました。




ピーコン。ピーコン。ピー‥‥‥‥




午後の面会時間に成ると、まずバンマスJちゃん登場。詳しく伝えていなかったので、チュー
ブだらけのワシを見て固まっております。喋れもし無いので、Jちゃんモニター見つめており
ます。指先のセンサー外して驚かそうと思いましたが、動けません。残念(^◇^)その後、
スチャラカの皆さん現れましたが、一様に驚いて帰りました。




この稿続く



心に残る一曲

お疲れ様でした(泣)


藤圭子「 圭子の夢は夜ひらく」 作詞 石坂まさを 作曲 曽根幸明

赤く咲くのは けしの花
白く咲くのは 百合の花
どう咲きゃいいのさ この私
夢は夜ひらく

十五 十六 十七と
私の人生 暗かった
過去はどんなに 暗くとも
夢は夜ひらく

昨日マー坊 今日トミー
明日はジョージか ケン坊か
恋ははかなく 過ぎて行き
夢は夜ひらく

夜咲くネオンは 嘘(うそ)の花
夜飛ぶ蝶々も 嘘の花
嘘を肴(さかな)に 酒をくみゃ
夢は夜ひらく

前を見るよな 柄じゃない
うしろ向くよな 柄じゃない
よそ見してたら 泣きを見た
夢は夜ひらく

一から十まで 馬鹿でした
馬鹿にゃ未練は ないけれど
忘れられない 奴ばかり
夢は夜ひらく
夢は夜ひらく

五木寛之が怨歌と評しておりましたが、
私は、ブルースそれも漂泊者としての
ブルースだと思います。流れ流れ、地位
名声、お金を得ても心は、流れ続いてい
たのでしょうか。とても悲しい最期です。

合掌 流れ者あび太


2013年9月4日水曜日

灼熱の太陽の下で、自らの生死について考える



 最近あび太の影が薄いなぁ、とお気付きの皆様。そう、わたくし死に掛けておりました。
 今年になってから特に疲れ易く、何しても続きません。もともと、ヘタレで根性無しなので、
年のせいかなぁなどと思いつつ、酒の呑んでトボけておりました。七月初旬の炎天下の中、
○○○合衆国の設営しておりました。あまりの暑さに、おっさん達は小学生の様に、水掛
け合って過ごしました。しかし、暑さだけで無くなんか身体が変だ。だんだん腰も痛くて
歩け無くなってきた。仕事も金も無くなってきたので、部屋で寝て過ごそうと引きこもり
ました。灼熱の太陽が照りつける、エアコンの無い部屋。980円で買った頼り無い扇風機。
生温い風を浴びながら、冷や汗がダラダラ。ふと気が付くと、右の脇腹にこぶし大のシコリ
が有るじゃないですか。妊娠したかしら、パパは誰かしら?エイリアンでも居るのかしら?
イヤイヤうんこの塊かしら?などと妄想が膨らみます。うなされながら寝ていると、汚い
お爺さんの天使が現れました。おっ、お迎えか?それにしても、汚ねえなぁ。などと考えて
いたのか夢なのか?



 2日後の深夜、現場へ向かう車の中、携帯が鳴りました。誰か死んだなと直感致しました。
妹からオヤジが亡くなったという知らせでした。わしのお迎えじゃ無かったのね。それから
しばらく、だらし無い喪主としていろいろ忙しかった。喪服も持って無いので、妹に買って
貰いました。トホホ。オヤジとは、いろいろ有りましたが、亡くなってしまえば、全て水に
流しましょう。それにしても腰が痛い。立っているのも苦しい。火葬場の火室を眺めている
と、思わず吸い込まれそう。次はわしの番か。まずい。まずい。

 葬儀も無事終わり、翌日、メモリアルと自らの思いを込め、左手に刺青入れました。女子
に頭の悪い高校生みたいと言われました。トホホ。暑さと痛みのせいだぜ。no gods A no
masteres 古くから有るアナキスト達の合言葉です。意味を説明した、K子さんには、自力
で生きてくって漢字で書けと言われました。かっちょ悪いでしょ。引きこもって約ひと月。 



 そんなおバカな日々の中、痛過ぎて動けなくなってきた。ピストル向けられたあの日。
ナイフで刺されそうになったあの日。毒キノコに当たったあの日。バイクで転けたあの日。
バタンと扉を閉めて出て行ったあの子。辛い日々が頭の中でグルグル回っております。まず
い、この部屋で死ねない。ベナレスまで行かなくちゃ。あっ、電車賃無いぜ。何故か医者へ
行くという答えが出てきませんでした。どうすんべぇ。何にも考え付かないぜ。ウーン。

 暑さから逃れる為、小銭を握りしめ、ファミレスのドリンクバーに行きました。ふらふら
で帰って来ると、部屋の前にY氏から封筒が。これで検査行ってくれと。




全身に電気が流れ、目が覚めました。そうだ医者に行こうと。午後5時を過ぎていましたが、
窓から見える吉祥寺○○病院に這って行きました。待合室の椅子に横たわっていると、
先生が直ぐレントゲン撮りましょうと。写真が出来上がると先生が、まずいですよ。
緊急入院です。がーん。なんとか明日からにして貰い、先生に描いてもらった、大腸の絵を
持ち一路のみ亭へ。あっ、そうだ。真面目なパンツ買わなくっちゃ。わたくし変態なもので普段、
ドクロとか蛇のビキニパンツなのよ。西友で地味なトランクス買いました。ヤダな。のみ亭で
先生の絵を見せると痩せて無いから、癌じゃ無いだろとワイワイガヤガヤ。そこへ、ベロベロ
のCちゃん登場。絵を見てすかさず、おっ大腸癌の絵じゃん。おいら詳しいんだぜ。がーん。
がーん。一発で診断くだりました。こうして、入院前日のわたくしは又々泥酔して行くのでした。
たまりゃん。

心に染みる一曲♬

草臥れて          村八分



作詞 柴田和志
 作曲 柴田和志 山口冨士夫

「草臥れて」

歩いても 歩いても 果てどなく 果てどなく
 握り締めた てのひらは 汗ばかり 汗ばかり

Oh Yeah

歩いては 立ち止まり 目を閉じて 振り返る
 心に閉まった 宝は 寂しさばかり

Oh Yeah

歩いては 草臥れて 振り返る 草臥れて
 握り締めた てのひらは 草臥れて 草臥れて

Oh Yeah



合掌  山口冨士夫様 素敵でした(泣)


守衛室  あび太