スケジュールの確認をしながら、練習もしなくちゃならないし、ライブもやりたいし・・・、
時間は無いし・・・、酒は呑みたいし・・・、で、みんな「む~~~ん」となっていた。
そしたら、やっちゃんから「じゃ、昼間練習して、夜ライブにしようよ!」とナイスな提案。
「おぉ、スバラシー!」「な~るほどネ。」と、意味な~し。ではなく異議な~し!。
でも、よくよく考えてみたら、すちゃらかライブの時って昼間リハやって、グダグダ呑ん
でから突入してるから、流れ的にそんなにビックリする事でもなかったのね。
でも、それならいつもと違った展開でやろうという事になり、選んだ曲が・・・・・・
1.サイバイサ 詞/田舎芝居 曲/H.WOODS
2.YOU AIN’T GOING NOWHERE 曲/BOB DYLAN
3.COWPOKE 曲/TRADITIONAL
4.500マイル 曲/HEDY WEST
5.リンゴの木の下で 詞/島田 磬也 曲/E.V.ALSTYNE
6.私の青空 詞/堀内 敬三 曲/W.DONALDSON
7.スィート ハート ナイト
8.今夜ここにいて
9.まるで君は
10.ハーバーナイト
11.チャイナタウン
12.ラスト カゥボーイ ソング
日にちは10月27日(日)。ミッションネームは「飛ぶ前に歌え作戦」。
誰だ?! やけくそだな。なんていうヤツは! ん~マチガッテはないけど・・・。
前半は、他人の唄たち。
昔からやってはいるが、最近はあまりやってない曲ばかり。
後半は、「ハーバーナイト」を除いて、こちらもしばらくやってない曲たちとなった。
で、前半のよそ様の6曲についてちょっとご説明したい。
サイバイサ/21歳の頃(ウハッ! 39年前だ!)やっちゃんと出逢い、JUG BAN
Dの話で盛り上がった。お互いのやりたい唄が何曲かあって、その中のひとつだった。
初期のすちゃらかしゃいにんぐでは、いっつも演奏してた。
京都のJUG BAND 田舎芝居が「百万弗見つけた!」という1975年発売の1ST L
Pに入れてました。
原曲は云わずもがな「SIDE BY SIDE」です。
YOU AIN’T GOING NOWHERE/この唄はいつから歌っていたのだろう。か
なり古い。
DYLANの「GREATEST HITS Volume2」で初めて聴いたのだろうと思う。
19歳の頃だったか?
THE BYRDSをはじめ、たくさんの人たちで歌われている。歌詞にMcGuinn
という箇所もあるしね。
20代の頃、自分で歌詞をつけ、バッタ村のコンサートとか、あちこちのライブでいつも
歌っていたけど、オソマツな歌詞だなぁ・・・トホホ・・・。
BOB DYLAN ジーパンの着こなしにもあこがれた |
COWPOKE/ウッドストックのGOOD TIME ROLL BAND/MUD AC
RES(直訳だとぬかるんだ土地って意味なんだって。)の1972年「MUSIC AM
ONG FRIENDS」ってLPに入ってた。
古い友だちシロー(H谷J一)の結婚披露宴を1985年に新宿のライブハウスでやった
時、初めて演奏した。もう28年前だ。
カゥポークって、カゥボーイとカゥガールの両方を表す古い言葉なんだって・・・。
最近知ったんだけどネ。
これも日本語の歌詞をつけたんだけど、こっちはワリと気に入ってんだ。
500マイル/4年前にシローが亡くなり、通夜の帰り電車のドァにもたれ、流れていく
夜景をボンヤリ見てたら、同じメロデイーが頭の中をグルグル回っていた。初め、何の唄
か思い出せなかった。ずっとずっと口ずさみ、ゆっくりゆっくり詞をつけていった。
友だちが亡くなる悲しみって、あと何回乗り越えなくてはならないのだろう・・・。
原曲は、恋人との別離の唄みたい。最初に聴いたのは、PPMだった。中学の頃だったか
なぁ・・・。
500マイルって800Kmくらいっていうから、東京からの道路走行距離で青森県むつ市
の先あたり、西は広島県広島市のちょっと手前あたりになるらしい。
そう思うと、ぐっとイメージが近づいてくる。
アメリカだとどうなるんだろう? 時速100Kmでぶっ飛ばし続けて8時間、時速150
Kmだと5時間ちょっと・・・、まっ、走りっぱなしってのは実際はムリだけど、そんなに
遠くないのかもね・・・。
リンゴの木の下で/この唄もいろんな人が歌っている。すてきな詞。すてきな曲。すてき
なリズムだ。
2年くらい前に、T森C枝ちゃんに誘ってもらい、杉並区宮前の高齢者施設でこの唄を歌
った時、会場のお年寄り(9割はおばあちゃんだった。=女はツヨシ!)が女学生のよう
な歌声で合唱してくれた。いい時間だったなぁ・・・。
私の青空/初めて聴いたのは小学生だったのか? いや、もっと前かもしれない。
小学校の帰り道で「狭いながらも楽しい我が家~♪」のフレーズにはまってしまい、友だ
ちと繰り返し歌いながら、家に帰った記憶がある。
エノケンにはギリギリ間に合った。(亡くなったのは昭和45年/1970年。)晩年だけ
ど、テレビで対談とかゲストとかで出演してるのを見た記憶がある。
俺の「あぁ・・・ここでこの時代に生まれてよかった。」を噛みしめる時のひとつだ。
歌謡曲とか流行歌って、銭湯とか路地裏で大人たちが歌っているのを聴いて、意味はわか
らずに自然と覚えていった。あと、浪曲とか落語とか都々逸とか・・・。
オトナって、そういうコトに関心があるのかぁ・・・なんて、距離感を感じながらも、そ
っち方面なんかはユルユルっと勉強していった。
今みたいにチャチャッと録音して後から・・・、なんてのがないから、覚えたい時は全神
経集中で覚えていった。その分だけ中身濃かったね。
そんなものたちに俺は育ててもらった・・・。
そして、すちゃらかしゃいにんぐに続いていく・・・。
榎本健一 渡辺のジュースの素にも育てられた |
ライブの方は、急ごしらえのセットだったにもかかわらず、ステキなおねーさんたちとヨ
ーキな酔っぱらいオヤジたちが集まってくれて、いつものとおり大騒ぎで楽しい一夜だっ
た。アンコールの「ビァ樽ワルツ」で、みんなが合唱してくれた時、作者としての幸せを
いただいた。みなさん、ありがとう!
SWEET HEART な夜であった photo Yukachan |
では、次回は11月23日(土)に同じくのみ亭で、あのJJF(ジョンジョンフェステ
ィバル)のライトキックフィドラーじょんちゃんとすちゃらかしゃいにんぐでGLOOV
IN‘な夜をお届けするゼ!
来ないと100年間くらいコーカイするかんな!
ホントだよ。
《営業2課 じゅんぼう》