2015年4月26帰京集合写真

2015年4月26帰京集合写真
22015年4月25日~26日山梨県にツアーに行きました。26日東京へ帰る前にまだ居残った皆で集合写真 photo by Arisan

2014年4月27日日曜日

40年後の君に会える日を待つ

あび太風に題名をつけたら恥ずかしくなった。
まあ、そんなことは気にしないで続ける。

去年CDを作ろうと半年余り時間を使った。
発売にはいたらんかったが、試聴盤という事でお世話になった人には配ろうと言う事になった。
特に聞きたい人がいた場合にはカンパでお分けしようという事になった。

大学時代の友達が何人かいるのだが、今はほとんど交渉がない。以前に勤めていた会社に入ったころまではつき合いは続いていたが、大阪へ転勤になって結婚してからは、どういう訳か連絡を
取らなかった。実家の方に電話があったかもしれないが、そういう場合ほとんどわしのほうに連絡をくれなかった。が、実際は無かったのかもしれないが。

CDを送りたいと、すぐに頭に浮かんだのは大学時代の友人SMZだった。
SMZは金沢の街から東京へ出てきて、最初に住んだのがじゅんちゃんが生まれ育った新小岩だった。ある日授業に出ると前の机に二人の男が座っていて何気なく話しかけると、一人がSMZで
もう一人はSSKだった。SSKについてはすちゃらか前夜でちょっとふれた。それから時々三人で
話したり飲んだりした。部屋にも遊びに行った。SMZの新小岩の部屋は隣が小学校で朝の8時か9時に「これからインディアン体操を始めます」と元気な大きい声が聞こえその後の体操が始めると
もう寝てなんか居られなかった。前夜の酒もさめないうちに起こされてとても閉口したが、隣が小学校というのはたまったもんではないなあというのが感想だった。

ある日SMZが学校に来なかった。結構真面目に出てきているのに、わしとSSKは心配した。
「具合が悪いのではないか?」二人で新小岩の部屋に訪ねた。が、元気だった。給料日だった。
当然のことながら二人でおだてて近所の「ふるさと」で酒を奢らせてしまった。すまん。

SMZが新小岩から引っ越した先は現在やっちゃんがやっている「のみ亭」の先にあった「おふくろ」
の角を曲がってすぐ先を左に入ったアパートだった。二階の東南の角部屋でとても日当たりが良かった。まだ高いビルもなくて見通しもとてもよく、良い部屋だった。ある時夜中に訪ねて行った。
電気が消えていてカギもかかっている。だが寝息が聞こえる。あまり強くドアを叩かない方がいいと思って、軽き叩きながら名前を呼んだのだが起きてくれない。電車はもう止まっている行くあてもない。あきらめて外へ出た。電話を持っていて、起きていそうでなおかつ歩いていけるところ、考えつかない。アドレス帳を見た。阿佐ヶ谷の漫画家永嶋慎二さんの電話が書いてあった。電話をしたら阿佐ヶ谷南口に「トレビア」という朝までやっているロック喫茶があると教えてくれた。後で聞いたがそこのマスターは「薔薇の葬列」に出ていたらしい。連絡もなく夜中に人を訪ねるのは良くない。同じような事が東小金井でもあって、その時もアドレス帳でさがして駅の反対側のKANちゃんの家にTKHと泊めてもらった。すいません。

SMZのふるさと金沢へは4回行った事がある。最初はSMZのステレオを二人で夜行列車に乗って運んだ。SMZの実家の2階の昔蚕を育てていた場所で寝た。友人のTKとJUさんともあった。
気のいい友人でわしの事を名前で呼ばずに「カツシカ」と呼んでいた。おでん屋で飲んだ。もっきり屋へも行った。

じゅんちゃんもやっちゃんもSMZの事は憶えていて。OBさんの家で「ホンキ―トンクウーメン」で踊った時の事が何時も出てくる。「足をこう出して、それからこうさげる。手はこう動かす」

何度か連絡を取ろうとしたが、実家に帰らないうちにわしの部屋の机の中身は整理されて必殺のアドレス帳は消えてしまった。なんとかCDを送ろうと電話番号案内で聞いてみたがダメだった。ネットで検索すると名前が出て来た、そのうちのひとつは新規販売店のテープカットの写真で、右の端でテープを切っているのは、大分太ったが紛れもないSMZだった。そうか小松にいるのかと小松の電話番号案内にも聞いてみたがダメだった。するとグーグル+で1件ヒットした。名前は完全に一致。だがFBのように出身校とか住所とか出ていない。間違っていたらどうしようと思いそのままにしていたが、やはり確認してみようとメールを送った。「私は宇佐見和夫と申します。大学時代の古い友人をさがしています。もしM大学のF文科の旧姓SMZさんなら連絡を下さい。違っていたら無視して下さい。」すると返事が来た。「いやはやびっくりしました。SMZです。お元気ですか。また、一緒にお酒をのみたいですね。携帯番号は080.........です。」いやあ、わしもビックリした。本当にうれしかったよ。


営業一課  すちゃらか・たまらん・うーたろう



2014年4月20日日曜日

ナモ商会杯29歳新馬戦オヒロメウサミ出走

ちょっとタイトルが長くなった・・・、忘れられないすちゃらかライブの回想録第二話である。

1968年に俺とうーちゃんは出逢い、1970年頃うーちゃんとやっちゃんが出逢う。
そして、1974年にやっちゃんと俺が出逢い、呑み友ネットワークが出来上がる。
(ここいらへんのコトは「すちゃらかんミトコンドリア」として、このブログで2013年
3月に詳しく書いた。)その後、俺とやっちゃんはいくつかのバンドを経て、1982年に
うーちゃんを巻き込み、すちゃらかしゃいにんぐは誕生した。
記念すべき初ステージは、西荻窪の八百屋ナモ商会のパーティー。
俺とうーちゃん29歳。やっちゃん26歳の初夏、5月23日(日)であった。

さて当日。3人は早めにのみ亭に集合し、これでもかとリハーサルを開始していた。なん
つたって、これまで3人で酒はあきれるほど呑んできたが、バンドとして音を出し、聴か
せる・・・、おっと・・・聴いていただくのは初めてなのだ。
俺とやっちゃんが、呑み屋での出たトコ話から、無責任と根拠のない確信でうーちゃんに
ベースを押し付けた。
特訓とオツカレ乾杯を繰り返し、「うーちゃんベーシスト育成センジンノタニ計画」がなん
とか達成されようとしている。
これまでは、客席から煙草の煙の行方を見つめていたうーちゃんだが、本日はガチガチの
キンチョーでコード譜とベースのフレットを見つめ、追いかけている。
いつもの笑顔も言葉も消え、動きがカクカクとコマ送りだ。
ガンバレ うーちゃん!

そんな、立てば這え這えば歩めのすちゃらかしゃいにんぐデビューをたくさんの友人知人
たちが応援してくれることになる。
昔ばなしで、大きく実ったカブが一人では抜けないので、あちこちから一人また一人さら
には一匹と集まってきて、みんなの力で抜く! という話を思い出していただきたい。

《うんとこどっこいしょ!》その①
のみ亭でのリハーサルには、3人の女性に声をかけ、バックボーカルとして集まってもら
った。いわゆる仕込みというヤツだ。
演奏のフラツキを女性チームの見た目とハッタリと威嚇でかわそうという作戦だった。
メンバーは、O内Y子。H川M江子。T杉K澄のかしましむすめーず。
酒さえ入れば恐いもの無しの3ねーちゃんだ。頼んだぞ!

《うんとこどっこいしょ!》その②
6人でぶんちゃかぶんちゃか練習してると、オレンジ カウンティ ブラザースのベーシス
トU澤が、親子3人(愛妻Mどり、愛娘E理子)で突然入ってきた。どこでパーティーの
ことを聞いたのか、遊びにきたという事だ。
「パーティーが始まるまで、ここで聴いてていいか?」ということなので、「OKさ!」と
いう成り行きになった。
んで、リハを続けていると、俺と生年月日が同じなのだが圧倒的絶対君主制おねーさまの
Mどり1世が、「あたしもバックボーカルに入れろ!」とおっしゃる。
「ははぁ~、仰せのとおりにいたしましゅ~・・・」
この時点で、バックボーカルは「胸焼けシンガーズ」に改名移行した。

《うんとこどっこいしょ!》その③
メンバーが7人になり、引き続きジャカジャカやってると、またまた扉が開いた。大きな
ケースを持った優しそうな男が、静かに入って来て静かに話し出した。
「ナモ(長本光男)にのみ亭でバンドが音出しているから、練習に参加して、今夜一緒に
やってみなよ。」って言われたという。
大きなケースの中身はペダル・スチールギター。名前は「駒沢裕城です。」という。
「ひぇ~~~! なんだなんだ~! ダンナダンナ! あわわアワワ・・・」
あの駒沢裕城⇔★☆●∞!!が、俺らと一緒に♪Ёжё§◆
このあと、俺は数分間宇宙空間を彷徨う。
駒沢裕城については、はっぴぃえんど~大瀧詠一~あがた森魚~はちみつぱい~フォージ
ョーハーフ~70年代フォーク&ロックなどで検索するヨロシ。まっ、すごい人なんだか
ら・・・・・・
聞けば、ナモ商会で働いたこともあり、ナモとは古い付き合いだそうだ。
U澤とも顔見知りらしく、挨拶を交わしてる。
で、リハ続行。うーちゃんだけでなく、俺もやっちゃんもキンチョーしてきた。


駒沢裕城/ガーデン・スケッチ



駒沢裕城/静かな時


《うんとこどっこいしょ!》その④
ひととおりリハを重ね、なんとかモノにして、本日のパーティー会場であるほびっと村
「ナモ商会」へと向かうバンドメンバー8名。と、その他2名。
ん~、わらしべ長者も、ちぃっと入って来たかな?
パーティーは、いつもどおり酔っぱらいは騒ぎ、子ども達ははしゃぎ、演奏も酒も料理も
ゴキゲンで、いいパーティーになっている。
あちこち知り合いに挨拶をして、祝杯を重ね・・・。
いよいよ、すちゃらかしゃいにんぐデビューの時間になった。
8人でステージに上がる。
さぁ、楽しもうぜ!
「ANYTIME」で1曲目。
いいカンジだ。客にノセラレ、イキオイがつき、ノリが加わった。
どんどんほぐれていく。
3曲目「OPHELIA」をいい気持ちで歌ってた。
ん? どこからか・・・・・
おぉ! ステージ横から、この日の出演バンド「ひのこBAND」のマスターが、俺たち
の演奏に合わせハープを吹いている。マスターも気に入ってくれたみたいだ。
サンキュー! マスター!
さらに演奏は進んでいく。
でででっ! 今度はどこからかパーカッションが!
いつの間にかジューベェーがトントコタカトコ参加していた。
それと、いいタイミングのかけ声入りだ。
おおきに! ジューベェー!
いろんなモノがいい巡りあわせで、この時間この場所になった。
グルグル回っているスカタン頭で俺は数えはじめた。
3+3+1+1+1+1・・・・
がははは、なんとバンドメンバーは10人になってるじゃねぇか!!!

というわけで、すちゃらかしゃいにんぐ並びにうーちゃんのデビューは大騒ぎの中、愉快
とコーフンで終了したのであった。

●この日の演奏曲。●
1.ANYTIME
2.ROLLIN’ 20 BLUES
3.OPHELIA
4.SWEET HOME TULSA
5.BACK STREET JUGBAND SHOW
6.HOBO BLUES
7.リンゴの木の下で

*文中、敬称は省略させていただきました。


《営業2課 じゅんぼう》

2014年4月16日水曜日

世界は馬鹿で出来てる  エピソード 1

タンスの中は宝の山


お宝が


またまた、大昔の話しだけど許してね。年取ると何も起こらないのよ。ただ淡々と時間が過ぎて行くだけだわ。
ある日あたいは、保育園にちびっ子を迎えに行ったのよ。したら先生のオルガンに合わせてちびっ子達が楽しそうに
歌ってるのよ。『犬のお巡りさん、困ってしまってわんわんわわん〜♬』で、あたいは閃いたのよ。これは使えるって。
そこで先生に頼んで『お母さんと子供の童謡』ってレコード借りたのよ。お家に帰ったあたしは、LPからカッセトテープに『犬のお巡りさん、困ってしまってわんわんわわん』てとこだけ繰り返し50回くらい録音したのよ。
冴えてるわよねーあたい。
何に使うかだんだん分かってきたかしら。


ワンちゃん可哀想


ある日あたいは、○○○反対のデモに宣伝カーの運転しながら霞が関に行ったのよ。もちろんあのカッセト持ってよ。
あーあと宣伝カーってのは、選挙の時に上に乗って演説してるやつよ。右翼の街宣車みたいにハデじゃ無いけど。
で、現場に着いたら蜂のマーク付けたお巡りさんが沢山いるのよ。※注 第八機動隊で蜂のマーク  ちょっとビビった
けど、大音量でテープ流したのよ、仲間にはバカ受けで、あたいの事本名で『○○冴えてるぞー』て叫ぶ奴がいるのよ。やめてよ。※注 現場では、ニックネームか仮名で呼ぶ習わし。で、蜂の方見たら白い棒持った蜂の親分が子分に何か言ってるわ。そしたら、伝令って旗持った子分が、あたしの所に来て『その歌辞めてくれませんか』だって。『ワンちゃんに悪いもんな』あたいは、答えたのよ。そううこうする内に、後ろのほうでデモ隊がジグザグデモ始めたのよ。
※注  道路一杯に広がってジグザグに動く事。もち、違法。怒号と盾がぶつかる音がするわ。蜂が群がってきたわ。
あたいは、すかさずカセットON。『わんわわん』あれ、蜂が宣伝カーにたかってきたわ。ドア開けられ、外に引き摺り出されたわ。あん、痛い。そんな硬いブーツで蹴るなって。踏むなって。あ、カッセトテープ持ってくなよ〜。缶コーヒーこぼすなよ。
プンプン。


フン


軽くボコられて済んだが、振り向くとデモ隊の中からあたいの可愛い後輩の○君がパクられて蜂に連れて行かれるわ。まあ、デモでパクらるのは、日常茶飯事だから慌てなわ。ただ、やる事が沢山あるのよ。ガサ対※注 家宅捜索対策   親対※注 保護者対応  接見※注 警察署に面会に行く。で、皆で分担決めて、あたしはガサ対よ。○君も素人じゃ無いから、完黙※注 完全黙秘。なおカツ丼食べたいは、桶。


中では自腹。絶対奢ってくれない


でも、明日にはお巡りさん達が来るわね。手帳や住所録を隠さなくちゃ。あー忙し。でも○君は地方出身の見た目は
ジャイアンだけど中身はのび太みたいだから大丈夫ね。奨学金貰ってバイトしながら食費削って勉強してるって言ってたし。翌日あたいは、○○に在る○君のボロアパートに向かったわ。ここは○○に近いから年配のオカマチャンが沢山住んでるのよ。あたいもクネクネしながら、入って行ったのよ。したら、玄関に極○暴力集団に注意ってポスターが貼ってあるのよ。笑ったわ。で入口開けると、電気つっけっ放し、御飯そのまま。ゴミが布団と同じ高さだわ。あたいは、靴下汚れるの嫌だから、靴のまま上がったのよ。ごめんなチャイナタウン。乱雑な部屋だけど手帳は簡単に見つかったから、あたいのシャツの中に隠したわ。で、他にヤバイもんないかしら、キョロキョロしていたら、洋服タンスが異様に膨らんで扉が開いてるのよ。何かしらと思って開けたら、大量のビニ本※注  ビニールに包まれたエッチな本。80年代に異常なブーム。が落ちて来たのよ。


おおお世話になりました


でで、気になって押入開けたら此処もビニ本の山よ。500冊位有るわあ。ビックリよ。食費が無いはずだわ。チラチラ内容をチェックしてると、外が騒がしいのよ。来たかしら?ドンドンて鳴るから、あたいは『新聞もテレビも見ないわよ』
ってトボけたら『○○の件で○○の部屋を家宅捜索する。令状見ろって』『はいはい〜。チョット待ってね』って言いながら
タバコに火を付けて一服よん。したら、なんか太陽に吠えろのテーマ曲が流れて、台所の窓壊して突入してきたわん。アホか、庭側の窓開けて有るのに。ふん。で五、六人の私服※注  刑事さん。もち公○な。がなだれ込んで来たのよ。そんだら、お巡りさん達も目が点に成ってるのよ。なんじゃーこれーって。せっかく意気込んで来たのに、エロ本屋の
倉庫かーって感じ。『エロ本しか無いわよ』あたい。『いや、間にメモとか挟んで有るかもしれない』ってお巡りさん。
というわけで一冊ずつ丁寧にチェックしてるワンちゃん、おっとおじさん達でした。はい、御苦労さん(≧∇≦)

※注   現代では、死ぬ前にハードディスクは綺麗にしておけということよね。

尚、すべて妄想です( ̄▽ ̄)


♪ 心に染みる一曲  ♬

「さんぽ」

「となりのトトロ」より
中川李枝子作詞・久石譲作曲

歩こう歩こう わたしは元気
歩くの大好き どんどん行(い)こう
坂道 トンネル 草っぱら
いっぽん橋に でこぼこ砂利道
くもの巣くぐって 下り道

歩こう歩こう わたしは元気
歩くの大好き どんどん行こう
ミツバチ ブンブン 花ばたけ
日なたにトカゲ ヘビは昼寝(ひるね)
バッタが飛んで 曲がり道

歩こう歩こう わたしは元気
歩くの大好き どんどん行こう
キツネも タヌキも 出ておいで
探険(たんけん)しよう 林のおくまで
友だちたくさん うれしいな


体型だけは似てきた

ちなみにあたいは、歩くの大嫌い。バイクでブンブン。


暖かく成って来て、頭が緩んできた阿鼻子(((o(*゚▽゚*)o)))

2014年4月13日日曜日

速報 2月9日浅草アミューズミュージアムでの演奏がYouTubeにアップされました

2014年2月9日浅草アミューズミュージアム岡大介フォークジャンボリーでの演奏が
のみ亭のお客さんである早稲田大学映研所属の和久井さんの尽力によりYouTubeにアップ
されました。西日がキレイに差し込む舞台でのなんとめずらしい昼間のすちゃらかの演奏を
ご照覧あれ。といってもすでにブログで書いてある通りにニュー浅草で大分さの字をきこしめしていたのですが。
話のネタでもかまわないので、まあごゆっくり映像をご覧ください。編集にかかる時間の都合が
あるので最初に「スターダストラブ」があっぷされました。他の曲は編集が終わり次第、随時アップ
されていく予定です。
こうご期待ください。



大きい画像で見たい人はYouTubeの方で見てね。
「すちゃらかしゃいにんぐ スターダストラブ」ならトップで出ます。


すちゃらか・たまらん・うーたろう

2014年4月12日土曜日

2014年私的のみ亭花見報告

2014年花見は周知のごとく4月6日に行われた。
午前中は晴れていたが、午後は嵐になるとの予報だった。


現場じゃ毎日花見できたけど
いかんせん酒が無い


「わたしも花見にいくから」「えっ?ほんま?」
「スパニッシュオムレツとタコマリネを作って持って行く」
「ほう、感心感心」

のみ亭花見久しぶりに参加の嫁はんと出かける事となった。出しなにちょっと雨がぱらついた。
「大丈夫かなあ」「大丈夫やろ、2時か3時位までもてばええねん」

西荻についてセイユーへ向かう。ビールとワインを買って行く事にするが、☆ビールの6缶パックが
ない。他はあるのに、みんな好みは一致しているのか。しょうがないから割高だがバラで買う。

「ワイン飲むなら紙コップがいるね」「さがしたんだけど見当たらない」
誰か持って来てんだろうと歩きだすと、突然目の前に紙コップ様が現れる。あらましょうがないから
もう一度レジに並んで購入する。

女子大通りをまっすぐ行ってっから曲がればいいのだが、久しぶりに西荻からなので端折って、
とっつき近くまで行く前に曲がってしまった。途中天気の良さも手伝って桜は満開。ちょっと道が
変だなというと、かみさんスマホと取り出しチェックする。あら遠回りするところだった。スマホちゃん
かしこいな。





善福寺川に流れが落ちるところから公園へ入っていく。いつもの所らへんにいるだろう。ほう結構
人が出てるねえ。おったおった。いつもより集まっている人数が少ないのは午後荒れると言う予報のせいか。手前で目立っているのがSじい、隣でじゅんちゃんがギターを持ってすでに唄っている。
奥にはあび太、その右手にオーケーでShoちゃんBonちゃん向かいにあび太の三男五男、隣にアド
さん後ろにMrio、じゅんちゃんの右にYKちゃん。庶務課長のAriさんはどこにおったんかな?もう
一人忘れていたらごめんなさい。あれれ、肝心のやの字がいない。雨予報でこもっちゃったのか?





まずはビール。昼からのビールはうまい。さくらも散り際が良い。となりのSじいがうるさい、がしょう
がない。長い付きあいだ。突然とんでもない事をいいだしやがる。このやろ。いいから酒のめ。
わしの特性焼酎を飲ましたる。イモか?むぎや。割り水しといた。うまいやろ。ふん。まあいいか。
次にじゅんちゃんのラム。Sじいがポン酒がいいと言いだす。おっ開運がある。空だった。菊姫もある。ところがブルーシートの下に小石が結構あって足の裏が痛い。思わずぬき足差し足の泥棒歩き。が、実は現場へ行くと朝晩この歩き方をしている。朝は発掘現場全体にかぶせたシートをはず
すのだがシートの下には大小の穴があいている、穴を確認しながら上を歩いて土のうを外していく。夕方は逆にシートをかぶせて帰りに穴を確認しながら戻る。最悪は20センチくらいの穴でも
足を落とすと骨折することがある。

突然Sじいが唄えという、困った男だ。リクエスト付きだ。CCR雨をみたかい。こんなの唄ったらすぐに雨が降りだしかねんぞ。そんなことないか。じゅんちゃんの演奏で唄ったが声がでん。しょうがな
いので久しぶりに大声だして唄ってしまった。唄い終わった途端に桜の花がざざざーっと舞い降りて来た。Sじい興奮のるつぼ。

そんなこんなで他の人は何を話していたのかも知れん。2時位に雨が軽くポツポツきたが、まだまだだね。筍飯根菜の煮もの蓮根のハンバーグ?やさいのココナッツミルク煮などなど年寄の食い
物は健康的だ。酒を飲みすぎなければの話だが。

何時頃か急に雨脚が強くなってきた。こりゃあかん撤収や。ブルーシートなら任せておけ毎日たたんでいる。で庶務Ari課長と一緒にたたむ。続きはのみ亭でということになる。そこへKo爺がやって来た。もう終わりか?これじゃああかん。続きはのみ亭






善福寺公園を出てしばらくすると雨脚もおさまって来たがまだわからん。みんな足が速いわしは一人離されていく。酔っ払ってないのかなあ。まあいいか。途中パン屋を発見わし好みの小さな町の
パン屋だこれでじいさんが作っていたら、おっ店主はじいさまや。カレーパンを買い歩きながら食う。うんまあまあだな。噛んでも歯が浮いたような気がしない。最近のカレーパンはどういう訳か噛むと歯が浮くような甘さがある。カレーは小麦粉で作ってある。もうちょっとトロッとして欲しい。西荻の街もこっちの方は最近はあまり来ない。街並みをゆっくり眺めながらのみ亭へ向かう。





のみ亭に付くと、「なんだよおめえが来ないから乾杯できねえだろ」という。Sじじいの声に迎えられる。「おう、ちょっとな」入り口近くに座り。残ったビールで乾杯。何人かは帰り、新しくAKBooとオーケーの娘さんでこの春めでたく明大に入学したMNちゃんが来ている。じゅんちゃんは唄っている。
やっちゃんも飲んでいる。Sじいいは飲んでいる。となりでYKちゃんも飲んでいる。みんなすきかってにやっている。かみさんは声のトーンが上がって来た。これが普通ののみ亭だ。しばらくして家で
シートを洗い終わったAriさんとてるてる社長が来た。ますます盛り上がってくる。途中つまみが不足
気味になって来たので、ふらっと外へ出て大黒屋でせんべいなどを買ってくると、あび太の長男が
来ていた。絶倫あび太最初の作品だ。そこへ今度はSaEKがやって来た。以前に大病してから久しぶりに顔を見たのが3~4年前ののみ亭の花見今度も花見での再会。まだまだ酒は飲めないらしいが薄いのをちょこっとやっていた。そこへKo爺が登場なんとずっとうまいうまいと食べていたちらしずしは奥さんの作ったものだった。ほんま美味しいかったのでその通り伝えた。わがまま言わせてもらうと硬めのじゃこも入れて欲しかったが、アナゴが入っていたからじゃこはやめたのかも知れん。しかし、わしも大人の仲間なのでそこまでのわがままは云わなかった。





のみ亭へ来てからビールを飲んでワインを赤白飲んでテーブルにあるものをその都度色々飲んで。こりゃ泥酔のパターンだ。明日の仕事はどうなるだろうと頭のすみではちょっと考えたが忘れて
しまって、飲み続けた。かみさんはてるてる社長に抱きついたりMarioと抱き合ったりしていたが。
5時半位に帰って行った。わしはその後しばらくして帰ったが、しばらくではなくて2時間位してからのようだった。

阿佐ヶ谷について、そうだロッキンシューズのライブを聞きに行ったら、今日も阿佐ヶ谷でライブを
やるって言っていたのを思い出して、CDを届けようと思った。早く家に帰らねば。しかし、前へ行こうとすると押し戻され、よしと踏ん張ると横に歩いて行く。なんで前へ進めんのか。いい加減にしてくれっと、体重を前にかけて進む。これならどうだ。おっとっとっと横へ流れる。なかなか家へつかへん。しまいに疲れてくる。しかし頭の片隅の澄んだ気持ちはすこしづつでも前にすすんでいるから
なんとかなると励ましてくれる。そうだそうだちりも積もれば富士山を越える。んな訳あるか。無事
家に着いたが。そのままこたつで寝てしまった。ほんま花見はつらいなあ。




開閉商事 営業一課 すちゃらか・たまらん・うーたろう






2014年4月2日水曜日

深夜の街を歩いてる俺に話しかけるな!





もうだいぶ昔になる。まだ20代後半だったような気がする。成田で機動隊にぼこられて、
ヘトヘトになって池袋にあった事務所に戻って来た。勝った時も負けた時も、打ち上げは、
激安酒場Sと決まっていた。特に負けた時は、憂さ晴らしにSで他党派の奴らを見つけて、
乱闘に持ち込むという最低な奴らだった。程よく酔っ払ってくると、今日のカモが入って来た。
BのH派奴らだ。口ばっかりのヘタレ野郎達だ。仲間のKが目配せする。俺は、あいつらにも
一杯は飲ませてやろうと答える。乾杯、お疲れの声が響く。その時、Kは履いていた長靴を
奴らのテーブル目掛けて投げつけた。ビール瓶の割れる音。俺は、丸椅子を掲げて、表出ろ、
ビビリ野郎と叫ぶ。奴らも、ビールケースで応戦してくる。5分程すると野次馬達の後ろから
パトカーのサイレンが聞こえてくる。俺達も奴らも、まさに蜘蛛の子を散らすように、金も
払わず逃げた。又、出禁だ。俺とKは、缶ビール片手に山の手線の中でただ馬鹿笑いしていた。
Kがサラリーマンにネクタイして楽しいか?と毒ずく。新宿で別れ、一人の中央線。俺は途端
に虚しくなってきた。いつ迄こんな事してるんだ。何が変わるっていうんだ。酔った頭で自問
自答が続く。もっと酔って潰れしかねえ。頭の中でジムモリソンが叫ぶ。
come on,come on,now touch me,baby,can't you see that I am not afraid?


カッチョいい


まだのみ亭が無かった頃なので、俺はお気に入りの吉祥寺爆音ロックバーGBに入っていった。
ピンクフロイドが爆音で掛かる薄暗い店内。マスターが俺のトリスのボトルと氷の入ったグラス
を差し出す。今夜はチェイサーはイラねーぜ。ひったくるように、酒を流し込む。渇いた心に
染み渡っていく。くう、安いウイスキーは直ぐ効くぜ。何杯か流し込み、曲がZZtopに代わった
頃、向かいのテーブルの女が俺を見詰めているのに気が付いた。10才位歳上のきつい顔の女だ
った。俺は指で自分のテーブルを指した。彼女は自分の酒とチーズ&サラミの皿を持って、俺の
前に座った。初めて会う顔だったがどうでもよかった。何か話そうかといろいろ考えたが爆音の
中では無駄だった。俺は外を指差した。彼女は俺の伝票も持って立ち上がった。外に出ると俺は
彼女の手を握り、近くの旅荘○○を目指した‥‥
朝日が汚い障子の隙間から射し込む。彼女はずっと俺を抱き締めてくれていた。そんな夜もあった。


この世に神様が~


去年、俺は相棒のsibuヤーマンとスナック○○子で、気持ち良く昭和歌謡大作戦をしていた。
島倉千代子の愛のさざ波を唄い終わると、隣に座った七三、銀ブチ、小太りのおっさんサラリー
マンが私はロックが好きでね、などと話し掛けてきた。日本中いや世界中のロックコンサートに
行ってるらし。歳を聞くと同級生だ。その上、名刺を取り出し手渡す。見ると、○○銀行○○支
店副支店長の肩書が。ケッ、お前の風貌、体臭、生き方からは一滴もROCKが感じられねーぜ。
ROCKまでお前らのもんかよ死ね。と心で叫ぶと気配を感じたsibuヤーマンがケメコの歌を入れて
くれたぜ。愛いやつじゃ。

お願いだ頼む、ストーンズもディランもポールマッカトニーも日本に来るな。カッコ良く終わっ
てくれ。と夜空を回るジェリーガルシア様の遺骨に囁く俺だった。


リスペクト


心に染みる言葉

カートコバーンの遺書より抜粋

自分はあまりにも繊細過ぎるんだ。子供の頃に持っていた熱狂を取り戻すには、少し鈍感でなけ
ればならないのに、あまりにも神経質でかんじやすい。人間みなどこか必ず良いところががある。
だから本当に人が好きだ。あまりにも愛してるいるので悲しくなってしまうんだ。自分は惨めで、
ちっぽけな、何の価値もない、魚座の、救い様もない男。どうして楽しむことができないんだ。
分からない。

涙、涙




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