Only you beneath the moon or under the sun
Whether near to me, or far
Its no matter darling where you are
I think of you
Day and Night
―――夜も昼も/Cole Porter
さて、前編をご覧いただいた方には、あの続きかよ! と呆れられ、お読みでない方にはナンダ
ヨコレ? と、どちらにしても呆れられる「すちゃらかしゃいにんぐ/ケッコウケダラケだぶるへっ
た―ライブ」報告の後編です。
昼の学芸大学味噌づくりライブで、すっかり出来上がってしまった野菜行商隊的彷徨楽団は、
夕暮れの街を「原っぱまつり」の会場をめざし、フラフラ行進しています。
いつもなら生ビールで「おつかれ~!」を言いつつ、ライブのコーフンを反芻しながらクール
ダウンしていくのだけど、本日はもう一仕事だ。
会場になんとかたどり着き、スタッフに到着を告げる。あんど、出演者たちにも「よろすく~・・・」
のアイサツをする。
出演BANDは、すちゃらかしゃいにんぐの他、「光玄/FROM神戸」「黄バンド(正式な名前は忘
れた。すんません。)」、それともう二組くらいの五組くらいだったと思う。
タシカ、2階がコンサート会場になっていて、畳敷き40畳くらいの大広間。こじんまりしたステージ
がこしらえてあった。(ここらへんももかなりアイマイ。すんません。)
昼間は野外宴会だったが、こちらは100%正式宴会ムードのセッティングになっている。
すちゃらかは、三番手くらいだったかなぁ・・・?
そのあとが光玄で、最後が黄バンドだったと思う。
光玄はソロで、黄バンドは黄秀彦(ファン スオン。この当時は黄祐哲と名乗っていたと思う。
違っていたらごめんなさい。)がチャンゴを叩き、あと二人が加わり、三人構成バンドでコリアン
サウンドを演奏する。
で、すちゃらかの演奏なんだけど、演奏曲の多くは昼間の学芸大味噌づくりとカブっているので、
どうにも新鮮味に欠ける。つまり、さっきやってた曲をまたやるわけだ。
いつものように1曲目「SUMMERTIME JUMP」でゴキゲンを伺う。
ん~・・・楽っちゃ楽だが、どこに集中のポイントを持って行っていいのか、戸惑ってしまい、テン
ションが生煮え状態だ。
おすすめご当地ラーメンのハシゴをしているみたいで、なんともぼやけた演奏になっていたに違
いない。
同じ曲を一日に何度も歌う難しさを感じた。ホント。
とはいえ、結果的にはそんなメンバーの杞憂はどこ吹く風となった。
春先より発売した、すちゃらかしゃいにんぐのカセットテープ/「STREET JUMP」
を買って聴いてくれた方が沢山来てくれてたようで、ステージに上がった時には「待ってました!」
演奏中には手拍子と野次の飛礫。
そして、演奏が終わるたびに「やぁやぁやぁ!」の拍手と、手を抜かない迎え方だったのだ。
単純単細胞バンドは、乗りやすいしノセラレヤスイ。そして無駄なことはすぐに忘れる。
気分のいいまま、あっという間に7曲をすっ飛ばした。
「では、最後の曲です。ディキシーでいこう~!」と、これですちゃらか終了と紹介したところ、
「ちょっと待った! 俺にも叩かせろ~!」と黄秀彦が飛び出してきた。
「さっきから、入りたくてウズウズしてたんだ。」とウレシイお言葉。んなら、「おーけいなう」
ってことでチャンゴが合体し、ニューオリンズにキムチフレバーが加わった味つけで大騒ぎ、
会場も「行け~!」ってな感じでこっちも大騒ぎとなったのだ。
音が出りゃなんでもOK!
楽しむのに理由はいらない。
その後、光玄が渋くブルースを聴かせ、黄バンドがもうひと盛り上がりさせ、会場中たくさんの
笑顔で和やかにコンサートは終了した。
となりゃ、打ち上げだ!
出演者とスタッフ&その他の人々で、近くの居酒屋に乗り込んだ。
すちゃらかもメンバーで乾杯。
共演者と乾杯。
スタッフと乾杯。
その他いろいろな人と乾杯をして、うまい酒で盛り上がる。
すると、黄オヤジから、「演奏はまぁいいとして、バンドの名前がヒキョウやわ。こいつらナニ
考えているか一発でわかったわ。忘れられんわ!」と、妙な分析とオコトバをいただいてしまっ
たのだ。
上之原エキサイティングホール |
●この日の演奏曲●
1.SUMMERTIME JUMP
2.サイバイサ
3.温泉旅行
4.メリーの手紙
5.マンドリンマン
6.ラスト カゥボーイ ソング
7.ハーバーナイト
8.ディキシーでいこう
*文中、敬称は省略させていただきました。
《営業2課 じゅんぼう》
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