老人力がしっかり付いてしまっていつのことか忘れてしまった。神宮なら行っても良い感じがした
けど、広島側だとちょっと引っかかりがあるんだよね。どうしようかと考えていたら、アビからメール「かもちゃんがうーたろうと神宮行きたいと言っている。でもメールが送れないのでどうしようといっている」「SMSにすれば」そしたらかもちゃんからメールが来た。「うーちゃんと一緒にヤクルトを応援したい。自分が行って負けた事がない」
「了解。行きましょう」
「すちゃらか前夜」でも書いたが、縁あって神宮外苑の「紅茶とハンバーガーの美味しい店」で
昔働いていた。一塁側スタンド下にカレーライスの売店を出していた。巨人戦でも時間があると
バックネット裏で戦況を観察していた私だった。
つば九郎ひさしぶりだぜ |
いる。でもどことどこの対戦だったかは憶えていない。一緒に行った友達が「後ろ見てみろよ」
と、言ったので見てみると大学生くらいの男女がいちゃついていて、スカートも乱れていて、
見上げたこっちが恥ずかしかった。
昔は外野は芝生だった |
大分経ってから、なみちゃんと一緒に内野席に行った。もう秋になっていたと思う。観客の少ない
席に二人並んでビールを飲みながら応援していた。そこへ岡田団長登場。一緒になって応援した。
岡田団長がシ―っと言って、ボードを見せた「合図をしたらわーっと言って投手をビビらせよう」
せえのってんでみんなでわーっとやったがびびらなかった。
いまはなき岡田団長 |
かもちゃんとは何年か前にかみさんとMッキーと4人で神宮へ応援に来た。かもちゃん曰く、俺が行った時は勝つ。実際勝ったが、かもちゃんは焼き鳥のくしを歯茎に出して血を出してしまった。そ
れでもわが軍は勝った。わしは古田のおかんをよそおって「あっちゃん、ここまで打ってえ」と、
言ったが見抜かれてボールは飛んで来なかった。
6時待ち合わせ、信濃町駅近所の最近の事情がわからないので、現場の田端駅近くのローソンで
助六弁当、グリルドチキン、メンチカツを買う。氷は売ってなかった。信濃町駅近くのコンビニ
で氷を入手、これで万全。よっしゃあ行くぞう。気合いを入れて慶應病院前の横断歩道を渡る。
神宮のプロは歩道橋を通らずこっちから行く。人が少なくて上り下りがなくて歩きやすい。
球場が見えてきたら大分にウキウキしてきた。ちょっとビール飲んじゃおうかとバッティング
センター先で缶ビールを買って飲み始める。信号を渡るといかにも球場の前という騒がしさ。
するとなにか言っている「本日のチケットはC指定席を残して完売となりました」なんだとお。
携帯を出してみて見ると不在着信2件メール1件どちらもかもちゃんから来ている。折り返し電話
しようとすると目の前にいた。
「C指定しかないんだって。どうする?うーちゃん。」
「C指定っていくらなん?」
「四千円」
「ひえ~。(声が出ない)」
「四千円あったら、けっこうのめちゃうよなあ」
「やめとこか」
「じゃあ、自動販売機で缶ビールでも買って飲もう」
「かもちゃんトリどう?あと太巻きとお稲荷さんも。焼酎もあるからね」
「あああ、ヤクルト側なら券が余っているかと思ったのに」
「あれだよ、あれ。赤いのであっちに入れないやつがこっちに入ってるんだよきっと」
球場に入れなくて気落ちした二人は草野球球場のそばで缶ビールを飲み始めました。
「アビにメールしとくか」
すると、突然球場内で大騒ぎ。かもちゃんが早速スマホでチェック。
「バレンティンの犠牲フライで1点とった」
「バレンティン帰ってきたん」
「今日から戻ったみたい。畠山はまだだけど」
「なら、ライアン小川も戻って来たし。反抗開始だね」
と、すぐにさっきより大きな声援。
「ああ。広島がホームラン打って同点になった」
「まだ2回だから」
なんだかんだ言いながら。ビール飲んで焼酎飲んで、場内の歓声に耳を向けながら過ごして
いると、5回になって、花火が上がった。花火は草野球場から打ちあげるので、わしらは真下
から見上げる格好になった。いやあいいですねえ。花火を真下から見るなんてめったにないよ。
これで野球も見る事が出来たらさいこうなんだけどなあ。
帰って来たライアン |
バレンティンかっ飛ばせ |
5回過ぎくらいから球場まで来たんだけど、一杯だから帰ると言う人が結構いる。ほとんどが
ヤクルトファンみたいだ。何とか入りたいねと言いながら、外飲みは続いている。
ベンチの向かいに男の人が二人座った。かもちゃんが話しかけたらヤクルトの応援に来たけど
一杯で入れなくてちょっとビールでも飲んでという事だった。アビからのメールがあり8回位
からならもう出入り自由なんじゃない。かもちゃんはそろそろ安く券売ってるんじゃない。
向かいの二人は出てくる人に半券をもらえばそれで入れると思うけどと教えてくれる。
「そろそろ8回だから行ってみようか?」
腰をあげて球場へ向かう。向かいの二人はバッティングセンターへ行くからと別れた。
なんとか○○で二人して外野席に入った。
いやあ、やはり外より明るい、ふつふつと血沸き肉踊る。これぞ野球観戦のだいご味。
アビに二人入ったと連絡し写真も送る。
6回にバレンティンがソロホームランを打って勝ち越していたので、かもちゃん伝説は生きて
いたのかと思っていたら、9回表に〇がバーネットからホームランを打って同点にされた。
10回満塁にしたが得点できず。11回に久古が打たれてしまった。わしらが頑張って久古を応援
したのだけど力が及ばなかった。11回裏ライトへの大飛球があり入ったら同点。かもちゃんは
入ったんじゃないと喜んだが、わしはしっかりと右翼手のグローブに入る打球を見てしまった。
試合終了。
神宮球場観戦漫画 画/かもちゃん |
「残念だったね。」
「でも、表で飲んで花火見て中でも試合を見て結構楽しかったね」
「これで勝ってたらなあ」
開閉商事 大道具担当 かもちゃん +営業一課 うーたろう
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